高須城日記V(初冬編)


(平成十八年度・棚田オーナー/福井市 藤田幸治)





【十二月の一/今年も・・・あとひと月!】12月1日(金)

 十二月(師走)になってしまった。とうとう今年も残り一月となったのだが「なんだか一年って・・・早いね!」と、大人のような口を聞く次男(小6)もこの一年で少し成長したような・・・そうでもないような気がする私。
 またこの時期になると、新聞も連日一面で福井県内各所の冬仕度を掲載しているのだが、先月末だったか恒例となっている大本山永平寺での雲水による大根八千本たくわん漬けの写真は毎年のことながら・・・やはり「凄い!豪快!」と口を開けてしまうものだ。この大根八千本の数にも驚くのだが塩を多めにして漬けたたくわんを食べるのが・・・来年の夏!と言うのにも驚くのだ。
 どこの家庭でもこの時期同じように干し大根白菜漬物にするのだが・・・正月過ぎの・・・おせち料理お餅(お雑煮)に飽きると、ついつい重ねた数個の漬物石を退かせてその漬物で軽くお茶漬けとなるものだ(我慢出来ないものです!)
 また、これまた冬の福井駅前の楽しみの一つとなっているイルミネーションだが・・・駅前を通るとその準備もすでに出来ていて、あと数日でライトアップされるらしい。また、福井ワシントンホテル前の通りでもガス燈が数基点灯されるらしい。市ガス局(昔の商工会議所)前だからガス燈なのか?とどうでもいい事をつい考えてしまう私だが、何故かこのようにライトアツプされると、その光に人は集まるものだ(ホタル烏賊か?)
 さて、このところ寝不足の日々となっている私だが、その原因は・・・ドーハ(カタール)で開催されているアジア大会(またか!)。スポーツ大好きの私だから当然と言えば当然なのだが、「スポーツはLIVEで見たい!」が基本だから・・・どうしようもないのだ(妻曰く「ご苦労さんね!遅くまで!」。しかしながら、オリンピックワールドカップ(サッカー)と比べて、今一このアジア大会に関心がなかった私だったのだが、「開会式だけでも見るか!」が運のツキ・・・と、なってしまったのだ。
 過去のアジア大会はそれほど記憶がない私は深夜のテレビ中継でこのカタールからの開会式を見たのだが、そのスケールの大きいこと大きいこと!まるでオリンピックでも開催されるのかと間違うようなお金の掛かった、また、内容のある開会式に度肝を抜かれたのだった。カタール秋田県ほどの大きさでその人口も福井県と同じぐらいだと言う。しかし、天然ガスの貴重な産出国であるカタールは・・・やはりお金がある(いやらしい話かな?!)
 失礼な話だが「たかがアジア大会でこれほどまでにしなくても!」と、思った私だったのだが・・・どうやらこのアジア大会の成功を世界に向けて発信し、2016年?あたりのオリンピック開催候補国として名乗りを挙げるらしいのだ(納得です!)
 開会式でのアトラクション「凄い!」の一言でカタールの歴史や文化を分かりやすく説明しながらアジアの他国との調和を見せるものだった(日本は和服の女性が日舞を!)。また、開会式の花を飾る聖火の点灯だが、カタールの有名な選手を知らない私は「誰だろう?」と、一応の期待をしていたのだが・・・・最後の聖火ランナー?は何と・・・・
 馬に乗ったカタール王子様だったのだ。「おいおい!」と、金持ちのお国らしい「最後は王子かよ!」と、ため息をついた私だが、この王子様は実は馬術競技の選手らしいのだ。さらに驚いたのは、この後の点火だが、競技場内トラック聖火を受け取った王子様、騎乗したまま聖火台のある長い階段を登り?いや、駆け始めたのだ。如何に馬術競技専門の馬であろうとこの長い急な階段はと・・・少し心配になったのは私だけではないはず。途中・・・馬の足が止まりかけたのだがどうにか聖火台まで辿り着いた時には、開会式競技場に詰め掛けた観客から大きな拍手を受けることになったのだ(意外な感動でしたよ!)
 さすが将来のオリンピック誘致を見込んだ今回のカタール開会式には、その素晴らしい演出などに過去のアジア大会にない感動と興奮を覚えた私だった。さらに各競技会場国際大会競技場として最高のランクに入る競技場だとアナウンサーが話しており、こちらもこれからのテレビ中継が楽しみな見所の一つになった。
 近年のアジア大会では、中国のメダル獲得数が群を抜いていて、08年北京オリンピックを控えている中国は今回もその勢いはとどまることは無いだろう。中国・韓国・日本三位が定位置となりつつある日本のメダル数だが、今回は少数精鋭で選手団を送り込んだらしい。
 しかし、昔は日本選手がメダルを取るための競技と言われた種目が・・・最近では実情が違う事になりつつある。おそらく、お家芸の柔道などもおそらく大波乱となるだろう(それでも頑張れ!日本!)。水泳・バレーボール・陸上・ソフトボールなど期待種目は多いのだが・・・競技種目の中に・・・「チェス?」が入っていたのは・・・これまたアジアならではの意外なものだ。
 そして、このアジア大会で私のお勧め種目は・・・・・やはり女子バスケットボールになるだろう。何故なら、この女子チーム監督は・・・10月末に敦賀高須産コシヒカリ「げんき米」を進呈した内海氏だからだ。アテネオリンピックでも全日本の監督として指揮した内海氏だが、その後の去就が注目されていた。しかし、「やはり・・・内海氏しかいない!」と、再び全日本を率いることになった。今回のアジア大会では是非メダルを獲得して欲しいのだが、予選・決勝と組み合わせの運不運もあることなので一概には言えないが、「中国に勝って・・・金を!」が、バスケファンの悲願の声だろう。
 中国高さに対抗する技とスピード日本、富士通の福井県立・足羽高校出身の畑選手の活躍も大いに期待したいが、内海氏の監督としての手腕にも期待しなければならないだろう(ドーハに「げんき米」を送ろうかな?!)
 12月10日(日)には、高須町棚田オーナー最後の収穫感謝祭が行われるのだが、今年度最後の締めとなる行事だからオーナーの皆さんも今から楽しみにされているでしょうね。高須城小学校体育館で行われるお正月「しめ飾り」作り、また、集落センターに移動してのしし鍋などの高須産美味しいご馳走が振舞われる(楽しみですね!)
 でも、今年の収穫感謝祭には・・・もう一つ楽しみな演出が組み込まれているのです。それは、高須城小学校児童によるあのギター演奏があるのです(感動しますよ!)
 私の三年目となった高須町での棚田オーナーは、今年は大豊作になり・・・ますます、高須町棚田でのお米作りが大好きになった年となった。しかし、今年の「げんき米」過去最高に・・・究極とも言えるほどの美味しさでしたよ!


△男の酒のつまみ・・・194
 贅沢???海鮮丼!
「つまみ」とは言えないのだが・・・スーパーの鮮魚コーナーお刺身の処の・・・端に「お得!お刺身盛り合わせ」と、書いてあるパックが・・・1つ。
「ん・・・?」と、そのパックを目を凝らして見ると、お刺身を造る時に出来る・・・切れ端が沢山入っていた。「刺身は・・・刺身!」と、の贅沢な物に当然購入となった私。お酒の締めに海鮮丼として頂いた。
「美味しい!・・・」と、自己満足の贅沢???海鮮丼だ。


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の二/高須山の上に満月が!】12月5日(火)

 深夜1時過ぎ、このところの日課?となっているドーハ(カタール)で開催されているアジア大会のテレビLIVEによる私のスポーツ観戦だが、柔道・水泳と見ている私に力が入る熱戦が繰り広げられている。パソコンでこの高須城日記を打ちながら・・・テレビから聞こえる実況のアナウンサーの声を聞いている(どちらかにしたら!)
 そんな馬鹿な中年男の深夜だが、この年末になると外から聞こえてくるパトカー消防車サイレン音。空気が乾燥しているのかそのサイレンは遠くでも何故か耳に入ってくるものだ。そうそう年末になると多くなる火事だが・・・火の元だけは本当に気を付けなければならない。自分の家やご近所までもを巻き込むことになる火事はどんな事があろうと出してはならない。
 火事もそうだが、この年末になると駅前付近で見かけられるのが酔っぱらいの事故なのだ。先週末にもあったらしいのだが中年男性が横断歩道で頭から血を流して倒れていたとか。その原因は・・・車による事故ではなく・・・自分が酔って転倒したらしいのだ。通行人に助けられ救急車でそのまま病院に運ばれたらしいのだが「そんなに・・・飲むな!」と、言いたくなる迷惑なものだ(私も気を付けよう!)
 さて、昨日の事だが知らない男性から私に電話があったのだ。「はい!藤田です」と、電話を取ると・・・「あの、高須城日記を書いておられる・・・藤田さんですか?」と、男性。
 驚いた私だが「そうですが!」と、答えると「私は滋賀県大津の者ですが、以前から高須町のHPを読ませて頂いており、写真で見る高須町が好きになり、是非一度夫婦で高須町を訪ねて見たいのです!」と、このようなお話だったのだ(凄〜く・・・感動!)
 この二年間で私にお電話を下さったのは北海道や熊本など4県の方がいたのだが・・・隣県の方は始めてだった。
 この男性だが、昨年の夏に偶然この高須町HPをご覧になり、それ以来ご夫婦で週一ペースの割合でアクセスして頂いているとのお話だった。お隣の滋賀県という近さもあり「是非、お越し下さい」と、お誘いした私。「この時期、越前ガニが美味しいですよ」と、更に念押しの私。
 すると、この男性から「高須町に民宿か旅館はありますか?」と、質問があった(困った!)「いえ・・・高須町にはありませんが、近くの越前海岸にはたくさんあります!」と、とりあえず答えたのだった。「福井は芦原温泉ですよね?」と良くご存知の男性だったのだが、高須町への交通手段を考えると鷹巣荘すかっとランド九頭竜が正解だったのかも・・・・。
「福井に来られたなら、是非お電話ください!」と、最後にお話し電話を切った私だったのだが・・・・どうして私の家の電話番号が判ったのだろう???(まあ・・・いいか!)
 さて、この日曜日には収穫感謝祭があるのだが心配なのはお天気だ。昨年は・・・となった高須町だった。しめ縄作り集落センターでの高須町ならではの美味しいご馳走を満喫していると、帰路に着くときには一面の雪だった。スノータイヤの装着がまだのオーナーの方もおられ、ノロノロ運転で坂道を安全運転でとなっていた(懐かしい!)
 一年間、お米作りなどでお世話になった地元の皆さんとのあれやこれやの話に花が咲き、また、他のオーナーの皆さんと棚田談議に盛り上がりそうだ。(楽しみ!)今年の収穫感謝祭が今から楽しみな私だが・・・一番その日を楽しみにしていた次男(小6)は・・・参加できないみたいだ(残念!)順化地区バトミントン大会と日程が重なってしまい・・・選手の次男(昨年準優勝)はやむなく・・・高須町を断念となりそうだ(本当は・・・高須町に行きたい次男!)。どうやら今年は田中先生と二人で参加となりそうだが、それもまた・・・いいかも。
 朝、夜明け前足羽川付近・・・頬に冷たい風が幾度となくあたる。12月の風は確かに北風となっている。ふと高須山の方向を見れば、そこには真ん丸の綺麗な月があった。ぼんやりとその満月高須山を照らしているかのようだ。そんな月を見ながら足羽川堤防を走ると完全冬防備の男子高校生が自転車で通学していく(早朝部活か?)
 学生服の上にはコート、マフラーと手袋をしてペダルを回していた。「頑張れよ!」と、声をかけたいが・・・冷たい空気に口が開かない私。
 堤防を走ると・・・気のせいかシューズが滑るような感じだが、これも冬間近だろうか。雪が積もるまで早朝ジョギングは続けたい私だが・・・寒さとの戦いか?自分との戦いになるか?・・・(雪が降っても続けろ!)
 いつものコースを回り自宅付近、近所のおばちゃんと朝のご挨拶「おはようございます!」と、声をかけた。「おはよう・・・今日は満月ですね!」と、おばちゃんがを見ながら挨拶を返してくれる。
 朝靄の中にある満月・・・夜明け前までの僅かな時まで・・・高須山の上で休憩中?!


△男の酒のつまみ・・・195
 ゴーヤ空揚げ!
 沖縄料理で使われるゴーヤだが、近年では日本全国で売られている。そのゴーヤ「苦い!」と好き嫌いで人気が2分されるのだが・・・中綿を取り除き薄切りとする。サラダ油で軽く空揚げに・・・。軽くをふり簡単につまみとなる。これがまた美味しいですよ!沖縄では人気の品とか?!


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の三/高須町収穫感謝祭・前編】12月10日(日)

〜高須城日記通算200話記念〜

 最近・・・少し機嫌が悪い私だが・・・その理由は???
 美人女優藤原紀香がお笑いの陣内智則と婚約し・・・また、あの癒しの女優ナンバー1と言われる、井川遥が歳の離れた中年男性と結婚した!(何の関係がある?)これでこの先、白石美帆ちゃん長沢まさみちゃんスキャンダルでもあれば・・・???(だから、何の関係が?!)
 芸能界は・・・・さておき、『7時28分の恋人!』と言う言葉を聞いた事があるだろうか。この7時28分とは、NHK夜7時のニュースの中で、天気予報の時間なのである。そして、この天気予報に登場する気象予報士半井小絵(なからい・さえ)さんが、今、巷の男性に大人気なのである(私も前からファンでした!)
 すごい美人・・・と言う訳でもないこの半井さんなのだが、何か・・・雰囲気がいいのだ。予報を語るその雰囲気は男性の心を擽り・・・肝心の予報よりも、半井さんを見るためにこの時間にテレビの前に座るおじさん族も多いらしいのだ(私もだ!)。半井さんなら「予報がハズレてもいい!許しちゃう!と、そんな感じで世の男性は今、この半井さん一日の癒しを求めているのだ(凄い人気ですよ!)
 NHKのことばかり書くと川島アナに怒られそうなのでFBCの事も書かないと・・・・。そのFBC気象予報士江守美穂さん美人として有名で福井県内で人気があり、また、大島さやかアナもこのところ益々・・・いや・・・何か・・・綺麗になっている???
 大島アナは昨年、川島アナとのコンビで高須町の棚田で一年間奮闘したのだが・・・その時から「よく、髪型を変える娘だなぁ〜!」と、感じていた私(アナウンサーの職業では当然です!)。最近夕方の「リアルタイムふくい」でニュースを読む大島アナだが・・・何か落ち着いた雰囲気で・・・これもいい感じ!(また、川島アナとのコンビが見たいものだ!)
 そう言えば、半井さん江守さん川島アナ大島アナもみんな独身なのだが・・・やっぱり・・・川島アナが先に結婚しないとね?!(大きなお世話かな?!)
 さて、今年も高須町棚田オーナー締めくくりとなる収穫感謝祭の日がやってきた。高須町での棚田オーナー制度が始まって五年目、私にとって三年目のオーナーのこの日を迎えた。何故か前日からワクワクしていた私(小学生か!)だが、この日そんな私を見て「行ってきます!」と、少し元気の無い次男(小6)は・・・高須町とは逆方向の順化小学校で行われるバトミントン大会に妻と出かけて行った(可哀想な次男・・・本当は高須町に行きたいのにね!)
 そんな次男と妻をこたつの中で寝そべりながら見送った私、コーヒー煙草で一人のんびりとテレビを観ていた。時計を見ながら「9時に出るか!」と、独り言。この日の高須町収穫感謝祭9時半からの受付だ。
 そんな時、携帯電話が鳴ったのだが・・・田中先生だった。「藤田さん、何時頃出ます?」と、田中先生も少しウキウキ気分の声の様子?!「9時頃には・・・」と答えた私だがやはり早めのお出かけとなったのだ(早く高須町へ行きたい!)
 自宅の駐車場、車の横には昨日のお昼に高須町佐々木さんが届けてくれた大量の大根(泥つき)があった。「漬け物にしよう!」なんて考えながら、車に乗り・・・通いなれた?高須町までの道を走る。だが、必ず助手席にいる次男の姿は無く・・・少し寂しい私。
 その寂しさもあってか・・・ここで少しの空腹感に襲われた私「あっ!朝めし、まだだった」と、途中コンビニに寄り道して、朝食用のおにぎりを3個(昆布・いくら・たらこ)ペットのお茶を1本と・・・缶コーヒーを1本買う。しかし、このコンビニに寄った事により10分後・・・私に悲劇がおとずれることになる!(えっ!嘘!)
 信号機の無い・・・本郷・一王寺線、この日も交通量は少なく車は快調に走っていた。登り坂・トンネル・下り坂とこの日のドライブテクニックもさすがの私(自我自讃!)一王寺のT字路を左折し旧・上郷小学校を目指す。そうそう新聞で読んだ話だが、その上郷小学校跡地乗馬クラブになるとか(それも・・・いいね!)
 上郷小学校跡地が見えてきた。私は車を路肩に止め、コンビニで買ったおにぎり2個の包装?を取り・・・助手席の袋の上に置いた。ペットボトルのキャップも開け、ボトル置きに。「さあ・・・行くぞ!」と、これからの登り坂を朝食しながらのドライブと楽しみにしていた私だった(本当は危ないです!・・・マジで!)
 右手はハンドル・・・左手にはおにぎりと、準備万端?車は坂道をゆっくりと登り始めた(だから・・危ないよ!)急カーブはあるものの勝手知ったるこの道だからゆとりのハンドル捌きの私。おにぎりをパクリと一口・・・「うん、美味い!」と、独り言・・・続けてお茶も一口!
 この道・・・今年の七月にあのゴルフ場横の道が崩落してから何度となく通る道(市内中心部からの近道です!)。対向車はほとんど無く・・・ましてや同じ方向を走る車にも遭遇したことがなかった。
 だが・・・二口目のおにぎりの時だった。私のバックミラーに映る・・・一台の車の影(ん・・・・?)「珍しい・・・」と、感じていた私だが・・・その後続車は見る見る私の車に近づいて来る。「まずい!」と、私は食べかけのおにぎりを助手席に置き・・・両手はハンドルに、そしてアクセルをふかした。
 この日の私の車は店の軽トラで・・・坂道(登り坂)には少しの弱点が(排気量が・・・!)ある。益々迫ってくる後続車だが大型でこちらとは排気量が違いすぎる。私は益々アクセルを強く踏み・・・飛ばす事になった(先に行かしたら?)
 その後続車だが・・・私の車に近づくものの、ある一定の距離を保ち・・・まるで私の車(ハンドル捌き)を嘲笑うかのような運転をしているのだ(おい!誰だ?!)。約5分、そんなカーチェイス???が続いていた。急カーブが続き私の車のバックミラーやサイドミラーから後続車のフロント部分が見え隠れしている。
「高須の人だろうか?・・・それとも棚田オーナーの人?」そんな事を考えながら高須町までの道を飛ばしていた。狭い道・・・落ち葉がタイヤをスリップさせる。「文句の一つでも・・・!」と思った時だった。バックミラーにはっきりと映ったナンバープレートその車(後続車)は・・・・田中先生だった!(おいおい!)
 高須城小学校前の駐車場に着いた時、助手席に置いてはずのおにぎりは足マットの上に散乱し・・・飲みかけだったペットボトルのお茶もキャップははずれ・・・少し飛び散っていた(田中先生に・・・請求書を送ろう!)。私が車から降りると・・・田中先生が笑顔で挨拶してきた(とりあえず・・・請求書は保留してあげるね!)
 田中先生と私が高須城小学校の校庭に入ると、職員室には石村校長先生畑先生の顔があった。そして日曜日だと言うのに、二階の教室では藤川教頭先生光くん(6年)岬ちゃん(5年)に授業をしている(この日は授業日らしい?!・・・・理由は後で・・・!)
 この日、高須町棚田オーナーの締め括りの一つとして行われるお正月用《しめ縄作り》は、オーナー参加者が増えたため、昨年から高須町内の倉庫からこの高須城小学校体育館に変更になったのだ。しかし、昨年もそうだったのだが朝早くから先生方はその体育館に何台もストーブを用意して頂き「オーナーの皆さんが暖かいように!」と、なんとも嬉しい心配りの先生達(有難うございます!)
 私と田中先生はいつものように職員室に入り、先生たちにご挨拶。直ぐに授業を終えた藤川先生も加わりパソコンやプリンターの前で5人があれやこれやと・・・教育談議?(本当は世間話!)
 この時・・・何か忘れてるような気がしていた私。「ん・・・何だっけ?」でもすぐに思い出す私。そして、忙しい畑先生「先生!かつ丼とラーメンの出前を・・・!」と、話す(恒例の”ギャグ”です!)「はいはい!」と、畑先生に軽くあしらわれた私(やっぱり!でも、ここに来たら一度は言わないとね!)
 職員室から外を見ると、オーナーの皆さんが徐々に集合の様子。顔馴染みとなったオーナーの皆さんだから笑顔で挨拶を交わしている。考えてみればこの高須町の棚田オーナー制度だが今年で5年目となっていて、5年目・4年目となっているベテランのオーナーさんも多く、リピーターが多いのもこのオーナー制度の特徴となっている(因みに、私は3年目です!)
 普段は車の乗り入れ禁止となっている校庭も、この日は特別の駐車場に。グランドが荒れやしないかと心配な私だが「もうすぐ雪が降りますから同じです!」と、笑顔で話す冷静な石村校長先生だった(さすが・・・人間が大きい!)
 9時30分、体育館でのこの日の受付が始まった。市農政企画課藤田さん本多さん、そして以前「あぜ道インタビュー」でお世話になった舟木課長の姿もあった。また県農水部の皆さんも早くから来られていた(ご苦労様です!)。  体育館内にはブルーシートが敷かれすでにこの日使われる沢山の藁(わら)も用意されていた。オーナーの皆さんも続々と体育館に入り、受付を済ませ笑顔でオーナー同士の談議となっていた。
 午前10時、平成18年度高須町棚田オーナー最後の行事が始まった。39組120名で始まった今年の棚田オーナー制度だが、春の田植え、夏の草取り・案山子作り、秋の稲刈り・はさがけ・脱穀・籾摺りと楽しい半年間の締め括りの一日の時がきた。何組かのオーナーの皆さんがこの日欠席だと市農政企画課藤田さんからお聞きしたのだが、この日もこの体育館は足場を気にするくらい多くの皆さんが参加している。勿論、地元高須町の皆さんも詰め掛けて下さっている。何だか楽しそうな一日になりそうな・・・今日の高須町
 
 すっかりお馴染みとなった藤田さん(市・農政企画課)の司会により始まった。植木御大の代理として田渕さん棚田オーナー委員会を代表として挨拶した。
 そして、しめ飾り作りが始まった。今年も地元・高須町畑さんの指導で縄ない作業から行われるのだが・・・これがまた難しいのだ。藁を数本持ち・・・足で押さえ・・・より合わせて縄にしていく。
 
 ベテランのオーナーの方の中には名人級の方もいれば、中々先に進まない(縄にならない)オーナーの方もいる。地元の皆さんや市や県の職員の方も会場内を指導して回っている。
 私の前には光くん岬ちゃん、そして畑先生も挑戦しているのだが・・・さすが光くんは見事な手捌きで編んでいる。
 FBC川島アナもそんな児童二人横で笑いながら応援している。そうそうこの日の川島アナは午後から三国取材があるとかで途中で高須町を離れるらしい(残念ですね!)
 会場内は「出来た!」「難しい!」「無理無理!」と、こんな声が飛び交っていた。やはりこのしめ飾り作りは素人には無理なのか?それでも時間と共にオーナーの皆さんの手にはそれぞれ自慢のしめ飾りが完成されていく。
 
 畑先生「作ってみたら!」の私の言葉で頭を抱えながら・・・周りのオーナーの皆さんの応援にも助けられ立派なしめ飾りが出来たようだ(初めての挑戦なのに上手く出来ました!)。そんな畑先生田中先生デジカメが捉えている(はいポーズ!)
 我が藤田家もこの数年はこの高須町で作られたしめ飾りお正月を迎えているのだが、少しベテランとなりつつあった次男がこの日は不参加の為・・・私が作らなければいけないのだが・・・取材を理由に、残念ながら今年は断念!(実は数日前に先生役の畑さんに電話をして、しめ飾りを注文していたのだ。抜かりはない私!でも・・・本当はこの縄作業は苦手なんです!)
 10時から始まったこのしめ飾り作りも2時間経過となりつつあった。どのオーナーの皆さんも新しい年を迎える立派なしめ飾りが出来ていた。お互いに見せ合うオーナーの皆さんもいれば・・・少し自信無さそうに足早にそのしめ飾りを車に運ぶオーナーの方もいる。体育館内に敷かれたブルーシートの上にはしめ飾り作りで使われた藁の残りがあった。
「皆さん・・・・お疲れ様でした!」と、マイクで話す藤田さん地元の田渕さん。この後は集落センターでのなのだが・・・その前に・・・今年は楽しみな催しが一つあるのだ。
 この体育館のステージにはギターが三台置かれている。そう、高須城小学校先生児童によるギターの演奏会があるのだ。
 話は2週間ほど前に戻るのだが、その日高須城小学校を訪れた私は石村校長先生に一つのお願いをしたのだった。そのお願いなのだが「是非、棚田オーナーの収穫感謝祭でギター演奏を!」だった。「前向きに検討します!」と、石村校長先生のその日のお返事だったのだが、私の勝手なお願いには多少なりとも難題があったのだ。収穫感謝祭日曜日にある、つまり二人の児童と保護者の了解、また、学校の先生方はこの日曜日授業日扱いに変更しなければならないのだ(すいません、無理なお願いをしまして!)
 また、学校教育課への書類提出市農政企画課との調整などその他諸々の言葉以上の大変な問題があったのだ。無論その事は知っていた私だったのだが、「棚田オーナーの皆さんに是非、児童の素晴らしい演奏を聞いて欲しい!」の気持ちが優先したのだ(実は昨年も考えていたのだ!)
 石村校長先生優しい心と、藤川教頭先生畑先生ご協力、そして何よりも光くん岬ちゃんと二人の保護者温かい心、その全てが一つになって・・・今日の演奏会となったのだ(高須町のみなさん、そして高須城小学校関係者また市農政企画課の皆さん・・・有難うございます!)
 そして演奏会が始まった。藤川教頭先生棚田オーナーの皆さん高須城小学校の紹介を・・・また、昨年から故・朝倉教頭先生の指導により児童たちがギター演奏を始めた事、そしてそれを福井市連合音楽会(文化会館にて)で発表したことなど説明されたのだ。すでにステージの上にはギターを抱えた光くん岬ちゃんがスタンバイしていた。
 棚田オーナーの皆さん、市や県の関係者の皆さん、地元高須町の皆さんの多くの目がステージの二人に注がれていた。「昨年、演奏した・・・星に願いを!を聞いて下さい」と、光くんが挨拶すると割れんばかりの拍手が鳴った。ギターの弦の音色が静かに流れ始めた・・・のだが???何か・・・変???
ギターのチューニングが・・・」と、慌てだした光くん岬ちゃん、それに畑先生。実は早くからステージの上に用意されていたギターなのだが、多くのストーブがあったため弦が伸びた状態になってしまったのだ(ハプニング!)
 こんなハプニングも何処吹く風・・・とばかりに落ち着いてチューニングする三人だった。この間、会場内の皆さんは静かにその様子を見守って下さっていた。
 さあ・・・気を取り直して、二人のギターの音色が私たちの耳に心地よい安らぎを伝え始めた。「星に願いを!」のスローテンポの曲に指でリズムを取る人、また、小さな声で口ずさむ人、目を閉じ聞き入る人、つまり会場内の全員が二人が爪弾くギターに・・・一つになっていたのだった。
 一曲目の「星に願いを」が終わり、続いて岬ちゃんが二曲目の紹介をする。「次は、星の散歩・・・と言う曲です。聞いて下さい!」と、岬ちゃん
 この曲には畑先生も加わり三人での演奏が始まった。再び会場内はギターの音色だけが響きわたる。ステージ横では藤川先生がステージの上の三人を優しく見守っている。私の横には石村校長先生が笑顔で演奏を聞いていた。
 この時だった、私の目に涙が浮かんできたのだ。「こんな所で泣いてはカッコ悪い!」と、思う私だが・・・涙は止まらない。その涙でステージの三人が霞んで見えた。指で涙を拭いた時だった、光くんの横・・・つまりステージの左端に4人目のギター演奏者が・・・私には見えたのだ。それは石村校長先生も同じだったようだ。4人目の演奏者・・・それは・・・朝倉先生だった(確かに見えたのだ。そしてその朝倉先生は光くんと岬ちゃん、畑先生を優しい笑顔で見つめていたのだ!)
「朝倉先生・・・おられましたよね?!」と、私が言うと「はい!」と、石村校長先生小さな小学校で小さな演奏会、でもその演奏が終わった時には大きな・・・大きな拍手が長く続いていたのだった。
 この演奏を楽しみにしていた川島アナも少し涙目となっていた(誰だって!)。また、この日生演奏を初めて聞いた田中先生も感動していて暫し言葉を失っていた(わかる!)
「よかった!」「爽やかな気持ちになりました!」「上手だったわ!」と、棚田オーナーの皆さんから大絶賛だったこの演奏会また聞きたいと願う私だった。・・・・・・・・本当にありがとう!
《十二月の四/高須町収穫感謝祭・後編》に続く・・・


△男の酒のつまみ・・・196
 里いもの煮っころがし!
 大野里いもは有名なのだが、何度チャレンジしてもその大野の皆さんの味には近か寄れない私の味。
「少ない水で!」と毎年のように調理の仕方を教わる私だが、こればかりは難しいものだ。
 昔、大野の山奥(打波地区)にあった親父の実家。その小川に必ずあった里芋の洗い機(小さな水車のようなものだった!)
 少し皮が残っていたような里芋醤油砂糖で鍋を揺すりながら焦げ付かないようにしていたものだ。


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の四/高須町収穫感謝祭・後編】12月10日(日)

〜高須城日記通算200話記念(その2)〜

 感動演奏会だった。「オーナーの皆さんに静かに聞いて頂いて、子供たちも良い記念となったでしょう!最高の演奏会となりましたよ!」と、語って下さった笑顔の石村校長先生。私の我が儘な思い付きから日曜日を授業日として下さった高須城小学校の皆様に心から感謝いたします!
 さて、演奏会の後、高須城小学校から集落センターに向かう私だったが・・・まだまだその耳には光くん岬ちゃんそして畑先生ギターの音が残っていた。おそらく棚田オーナーの皆さんも同じだろう(感動しましたよね!)。車や徒歩で移動するオーナーの皆さんだが、演奏会もあってか今年の皆さんの表情はいつもよりは楽しそうなお顔となっていた。
 私は小学校駐車場から車で移動した(荷物が多い!)。ふと空を見上げると・・・雲の切れ間から青空が見えていた。昨年の今頃は・・・一面の雪がこの高須町を覆っていた。
 そんな事を考えながら集落センターへと向かう坂道を登り始めると、前には演奏を終えて笑顔の畑先生、そして光くん岬ちゃんが歩いている。そう、これから学校のお世話になった先生方とギターを頑張ってくれた児童二人も集落センターオーナーの皆さんと共に、感謝祭のお楽しみ「猪鍋」など高須町ご当地のご馳走を頂くのだ。
 この日は授業日となっている高須城小学校。朝、平日通り登校し、授業が行われた。そして棚田オーナーの皆さんと作ったしめ飾り作りも授業の一環となる(つまり総合学習!)
 高須町で最年少??の二人の児童が、棚田オーナーとのふれあいの時間を持つ・・・何て素晴らしいのだろう。おそらく光くん岬ちゃんにはこの一日は忘れられない思い出となることだろう(ああ・・・次男も来れば・・・ね!)
 集落センターに着くと、こちらは戦場??と化していた。地元の奥様厨房ホールで忙しく動き回っていた。約100人お鍋の準備や高須産コシヒカリでのおにぎり(特別栽培米です!)、またおはぎ作り大根おろしでのお餅と毎年この収穫祭は前日・当日と大変なお仕事となるのだ。
 そんな地元の皆さんに「ご苦労様です!」と、挨拶しながら私がその集落センターに入ると・・・人混みの中から顔を覗かせて「藤田さん、川島さんは・・・?」と、お馴染み智恵子さん(私は川島アナのマネージャー???)
「川島さんは、今・・・三国に!」と、智恵子さんに答えると「あら・・・どうしよう!また、ここ(集落センター)に来ると思っていたのに!」と、智恵子さんばかりか何人もの奥様方が途方に暮れていたのだ(何か渡す品があったらしい!)。そこで、川島アナの携帯に電話をかけ段取りをした私なのだが・・・ここ(高須町の高台)から携帯が通じてよかったと一応の安心があった(ん・・・川島アナ、運転中??)
 集落センターの入り口ではすでに餅つき用の、杵と臼が用意されていて、厨房の中からは・・・勢いよく白い湯気が、そう・・・餅米が蒸されていたのだ(楽しみです!)。また、入り口の左側には・・・猪肉バーベキューの準備が!(こちらもまた・・・美味しいです!)
 集落センター大広間にはすでに棚田オーナーの皆さんが座っている。皆さんこの高須町のご馳走が・・・楽しみなんですね!(どの顔も笑顔・笑顔です!)
 さあ・・・の始まりです!でもその前に・・・そう、棚田オーナーの今年の収穫(お米)上位の発表があったのです。
 この収穫量の基準は、各オーナーの棚田から収穫されたお米の重さで決めるもので、ほぼ同じ区画の広さ(約100平方b)の中で育てたお米だから、「そんなに変わらない?!」と、思うのだが・・・これが、そうではないのです。
 昨年と今年、抽選で偶然にも同じ田んぼとなった私だが、昨年は38キロで・・・今年は、49キロの収穫となった(同じ広さなのに・・・何で?)
 勿論、その年の天候など自然との共存の中で育てるお米だから微妙にその差が出る場合があるのかもね?!また、一番肝心な事は、いかに手入れを欠かさないか・・・と、言うことなんです。
 つまり農家の皆さんは、春の田植えから秋の稲刈りまで毎日のように田んぼに通うのですが、棚田オーナーの中にも暇を見つけては棚田を訪れ、小まめに草取りなど作業をされていたオーナーの方もいたのです。いかに愛情を持ってお米に接したかでこの収穫量も違うのですね(お米作りは、子育てと同じです!)。因みに昨年の1位は・・・FBC川島アナでした。
 そして今年の上位6組の発表が・・・・。この時、私は大広間の隅で石村校長先生藤川教頭先生と雑談しながらデジカメの用意(取材!)をしていた。
 大広間は静まった・・・「誰だろう?」「俺かな!」なんてヒソヒソ話がはっきりと聞こえてくる。藤田さん(市)が発表し、地元・高須町田渕さん賞品(高須町特産物)のプレゼンターのようだ。そして・・・「では、第6位から発表します。第6位のオーナーさんは・・・藤田さんです!」と、司会の藤田さん(ややこしい!)
「ん・・・藤田、俺!」この時、私は構えていたデジカメを落としそうになっていた。隣の藤川先生石村校長先生「おめでとうございます!」と、祝福??してくれた。田渕さんから大広間上座で賞品を頂くのだが・・・何だか照れてしまう私。
 しかし、この6位の賞品に問題があったのだ。賞品は・・・大根・・・だった(昨日、佐々木さんから大量の大根を貰ったのに!)。当然、田渕さんから嬉しそうにその大根を頂いたのだが、そのまま石村校長先生にお譲りした私だった(仕方ないですよね!このまま家に持って帰れば・・・「また、大根!」と、家族から苦情が!)
 それでは私を除き、今年の棚田オーナー収穫量上位5名お名前とその収穫量を発表します。
  1位 由田さん(5年目)  56.2キロ
  2位 油井さん(2年目)  50.6キロ
  3位 前田さん(1年目)  50.0キロ
  3位 高澤さん(1年目)  50.0キロ
  5位 大森さん(2年目)  49.1キロ
     皆さんおめでとうございます!
 この発表の際、藤田さんの話によると、ダントツの1位の収穫量となった由田さんは高須町棚田オーナー制度初年度からの大ベテランなのだが、その経験を生かされて棚田に何回も通われ草取りを繰り返され、愛情を込めて稲を育てられたのです(凄いですね!)。また、この上位の中に今年初めてオーナーになられた方が二組おられるのですが、これもまた驚きの私です。
 それぞれ上位になられた皆さんは、賞品となる高須産特産物(お米・ジャガイモ・大根・・・など)を頂き笑顔になっていた(これもまた嬉しいものだ!)
 そして、いよいよが始まった。各テーブルに置かれた猪鍋(ぼたん鍋)からは、美味しそうな匂いが漂っている。高須産コシヒカリ「げんき米」のおにぎりも配られている(食べ放題ですよ!)。そして、高須町奥様方の自家製のお漬物(棚田オーナーの間で密(ひそ)かな人気があります)も用意されていた(このお漬物が本当に美味しいのです!)
 
 そんな時、集落センターの玄関前から威勢のよい掛け声が聞こえてきた。そう・・・餅つきだ!この餅つきが始まると人って何だか血が騒ぐもので、その周りに皆さんが集まって来られるのだ。地元の人県や市の職員オーナーの皆さん(可愛いお嬢ちゃんも参加!)が交代交代でを振っていた。
 そして、搗きあがったお餅は玄関内で待ち受ける高須町奥様方に渡され、丸く一口代の大きさになっていく。そして器に入り大根おろしがかけられる(最高です!)
 温かい搗きたてのお餅冷たい大根おろし・・・「御代わりって・・・いいですか?」と、何人ものオーナーさんから声が出ていた。「どうぞ・・どうぞ!」と、笑顔でお餅を丸めている奥様方。このお餅つきなのだが、大好評で予定よりもたくさん搗いたそうです(ありがとうございます!)
 そ・し・て、「ジュージュー」と、美味しそうなお肉の匂いが鼻を刺してきた。そうバーベキュー(焼肉)だ。味付けはシンプルに塩・胡椒だけなのだが、これがまた美味いのだ。炭火の熱に肉を裏返しにする作業も大変な・・・・こちらは地元のお父さん方「おー熱い!」と、箸を持つ手をお肉から近づけたり・・・遠ざけたり(火傷しないで下さいね!)
 この猪のお肉が焼けだすと・・・その匂いかで、こちらも「お肉下さい!」とお皿を持つオーナーの皆さんが列を作るのだ(美味しいですからね!)「ちょっと待ってね!」と、地元のお父さん方もしばらくは大忙しで、炭火の熱との格闘になる。例年だと、缶ビール片手で肉を焼くお父さん方もオーナーの皆さんに配慮(飲酒運転撲滅)してか控えておられる様子だ(焼肉にビール???・・・飲みたい!)
 デジカメでそんなお父さん方を写していると「藤田さん、ビール飲むか?」と、いつの間にか私の横に田渕さん。病気療養中の植木御大の代理として、棚田オーナー行事を仕切っておられた。も後半に入り少しゆとりの田渕さんのお顔には安堵の笑顔があった。「お疲れ様です!」と、私が声をかけると「いやいや!」と、首を振る田渕さん(でも、ビールは帰宅してからにします!飲みたいけど!)
 大広間では益々オーナーの皆さんが賑わいを見せていた。今まで個々に撮られた棚田でのスナップ写真を見せ合う人。お米作りの大変さを語り合う人。お世話になった地元・高須町奥様方と話す人。それぞれがこの高須町棚田での半年間を懐かしんでいる。
 大広間の横の部屋、こちらは県や市の職員の皆さんが鍋を囲んでおられる。そしてここには高須城小学校の先生方や光くん岬ちゃんも笑顔でぼたん鍋おにぎりを口に運んでいる。先ほどまで私と共にデジカメ撮影していた田中先生石村校長先生の横にいる(先生・・・どんどん食べてね!)
 和やかな雰囲気・・・そして来年もこの棚田での再会を約束しながらの宴は終わろうとしていた。
「来年も逢いましょう!」
「今度は抽選で上の棚田を引くわ!」
「来年は50キロが目標!」
「ホームページ、どんどん書いて下さいね!」
「高須城日記は面白いです!」
と、オーナーの皆さんが私に声をかけながら集落センターを後にした(お気をつけて!)
 39組120人での今年の高須町棚田オーナー制度の全ての行事が今、終わろうとしていた。昨年よりも豊作に恵まれた今年の「げんき米」。最大の敵となる台風も、今年は高須町を遠回り。春、幼い苗だった田植えの時、そっと植えたそんな苗だが、高須山からの自然の恵みを受け、スクスクと育った秋の稲は《特別栽培米》として福井県からの認定を受け、その名に恥じない「究極の美味しいお米」になった。
 田植え・高須町運動会・草取り&案山子・高須町夏祭り・稲刈り&はさがけ・脱穀&籾摺り、そして本日の収穫感謝祭 と五年目となった棚田オーナー制度は過去最高の賑わいとなった。
 そんな事を考えていると、私の前では地元の奥様方が後片付けをしておられた(ご馳走様でした!)「藤田さん、ゆっくりして行きねの!」とお婆ちゃん(名前を覚えてもらった!)。また、「藤田さん、これ持って帰って!」と、おはぎもお土産に頂いた(すいません!)。
 これからこの集落センターでは地元の皆さん打ち上げ会が始まるのだ。お邪魔をしてはいけないと、私と田中先生は皆さんにお礼を言いながら集落センターを出たのだ。私は田中先生の車を追う(朝の逆!)事も考えたのだが、何故か棚田へ続く道に逆戻り。ゆっくりと坂道を登っていた。
 夕暮れ迫る棚田には・・・人影は無い。川島アナ田んぼと横の田んぼ、その真ん中のあぜ道にたたずみ、目を閉じた。頬には冷たい風冬の到来を感じさせてくれる。この半年を懐かしむ私だが・・・少し無残な姿となっている案山子が私を笑わせてくれている。
「高久さん・・・歌ってくださいよ!」そんな川島アナの声が聞こえるようだ。また、昨年の大島アナの全ての棚田に響くような大きな声が懐かしい。そうそう「大島さん!それは稲や草を取っての!」草取りの時、地元のインストラクターに怒られていたっけ。
 
 また、大きな身体のFBCカメラマンが肩の上にカメラで撮影中、田んぼの泥に足を取られ転んでいた。でもその大きな身体の下には・・・大事なが!
 色々な事があったこの棚田だが、ふと目を開けると誰もいないはずのこの棚田に来年春の賑わいが見えたような気がした私。
 棚田オーナーの皆さん、高須町の皆さん、そして県・市の関係者の皆さん・・・お疲れ様でした。そして有難うございました。
 また、来年!この棚田で新しい出会いがあるだろう!癒しの里・・・このままの景色を残して欲しい、高須町。
 さて・・・この後、私の車には畑さん(お米の管理者)から購入した「げんき米」2袋(60キロ)と・・・畑さん(しめ飾りの先生)から「藤田さん・・出来たでの!」と、以前から予約してあった我が藤田家の大小のしめ飾りが入った段ボール箱を積んで家路に着いた。
 車庫に車を入れた私は、そのお米を降ろすわけでもなく・・・また、段ボール箱を降ろすわけでもなく・・・冷蔵庫へと一目散!この日、高須町に行けなかった次男(小6)のバトミントン大会準優勝(昨年も!)の賞状を見ながら冷えた缶ビールのロング缶を立て続けに3本飲み乾すと・・・夜中までの爆睡となったのだった(なんじゃ・・・そりゃ!)


△男の酒のつまみ・・・197
 コーンバター!
 缶詰めのコーンがあるが、これが意外な私の酒のつまみとなるのだ。
 水気を取り、フライパンに少し大目のバターを入れる。ここでコーンを入れ、蒸し&炒める。
 コーンに火が通ったら再度少しのバター塩・胡椒で味付け、出来上がり。
 ビールを一口・・・スプーンでコーンを口に・・・!『最高です!』


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の五/川島アナ、お届け第2弾!】12月13日(水)

 日曜日に行われた高須町での収穫感謝祭の楽しく過ごした余韻がまだまだ残る私だが、この年末の忙しい時期にそんな浮かれ気分とは決別しなければいけないと、この日は仕事のスケジュールが埋まっている(たまには、高須町の事を忘れ真面目に仕事を!)
 しかし朝、お仏壇に手を合わせに行くと・・・高須町の畑さんが我が藤田家に作ってくれたお正月用の大小幾つものしめ飾りが・・・この仏間の中に並んでいる。また、廊下にはこれもまた高須町からあの日運んできた新米「げんき米」が2袋、外には佐々木さんから頂いた、大量の大根があり・・・この家には高須町の物が多すぎる(やはり、高須町を思い出してしまうのだ!)
 そして、本日は水曜日で朝、新聞のテレビ欄を見ると・・・久しぶりのFBC《げんき米プロジェクト》「高須城ものがたり」の放送があるのだ。
 前回、0000">あわら市のお宅にお届けしたげんき米だが・・・「美味しいです!今まで食べたお米の中では最高です!」と、お米作りの経験者があると言う息子さんから大好評を頂いた高須産コシヒカリ(福井県認定・特別栽培米)だったのだが・・・それとは逆に、人気者の川島アナウンサーは、そのお届けしたお宅の奥様からは・・・・《リアルタイムふくい》での森本アナ粕谷アナの人気に推される事になってしまったのだった(イヤハヤ!)
 そこで今週の川島アナ・・・気を取り直して、いや悪夢を取り払うかのように、またまた当選者へのげんき米お届け第二弾となったのだ(頑張れ!!)
 そして夕方、コシヒカリ誕生50年記念プロジェクト『高須城ものがたり』第18話「げんき米プロジェクトは何番目に好き?の〜巻」が放送された。
 いつもの農作業姿高須産コシヒカリ「げんき米」の袋を抱えてこの日川島アナが訪れたのは、越前市武生西公民館だった(本当に川島アナ、このコスチュームがお気に入りですね?!)
 ところが、放送の最初でハプニングが発生!!!川島アナ声(音声)が聞こえてこないのだ(思わず、リモコンのボリュームを上げ〜〜た私!)。でも・・・数秒で聞こえてきた(よかった!)
 お届け第二弾「げんき米」幸運な当選者は、越前市にお住まいの兵庫さんだった。その兵庫さんはこの日、西公民館で行われている料理教室に参加していて、川島アナはその会場に入ったのだった。料理教室が開かれている会場の扉を開けると・・・何人もの奥様方の姿が・・・そして川島アナの姿を見ると・・・拍手でお出迎えとなった(やったぁ〜!やっぱり川島アナは人気者!)
 まず、当選者の奥様の兵庫さん「げんき米」をお渡しした川島アナ「おめでとうございます!」の言葉に教室の奥様方から拍手が鳴った。
 その兵庫さん「げんき米」の袋を開けると・・・「艶(つや)がある!」と、第一声!(そうなんです!高須産コシヒカリ「げんき米」は艶も最高なんです!)そして、他の奥様方にもその「げんき米」を見せると、「綺麗なお米やわ!」と、歓声があがったのだった(ありがとうございます!)。
 で・・・川島アナ、当然このまま帰ることはない。「今日は料理教室ですか?」と、聞くと・・・この公民館の料理教室佐々木先生「今日は・・・ちらし寿司をします」と、話されたのだ(川島アナ・・・何故だか、嬉しそう!)
 当然、ちらし寿司となればお米を使うのだが・・・早速、「げんき米」の出番となった。「美味しくできますかね?」と、心配そうな川島アナに、「勿論!」と笑顔で答えた佐々木先生「げんき米」が慣れた手つきで奥様方により研がれだした。このちらし寿司作りには川島アナも参加となり、奥様方の中、黒一点の羨ましい料理教室となったのだ。
 ところで「げんき米」を当選された兵庫さんだが《FBC・リアルタイムふくい》が大好きで、毎日(月〜金)欠かさず見ているらしいのだ(私もですよ!川島アナ)
「私・・・リアルタイムの大ファンなんですよ!」と、川島アナに話す兵庫さん
「そうですか?ありがとうございます。リアルタイムの何が好きですか?」と、兵庫さんに質問した川島アナ。すると、
「パネルマッチが好きです!」と、話す兵庫さん(私も・・・です!)
「賞品が凄くいいから応募するけど中々当たらない」と、川島アナに話す兵庫さん
「何が当たるといいんですか?」川島アナが聞くと
『DSライト!』と意外な答えが返ってきたのだ。驚いた川島アナだが、その理由を兵庫さんに伺うと
「頭の体操に使いたいから!」と、納得のお答えの兵庫さん(私も欲しい!)
 そしてこの兵庫さん・・・毎日のパネルマッチを見て番号と裏に隠された賞品の位置を小まめにノートに書き、ご自分が当たった時のためにと統計を取っているのだと言う(凄い!私も見習おうかな?!)
 次に川島アナ、この兵庫さんリアルタイムの中の好きなコーナーを聞いてみた。
「1番は・・・パネルマッチで、2番は・・・らんらんランキング!」と、答える兵庫さん。この時、何か寂しそうな顔になった川島アナ
「3番目は?」と、期待しながら聞いてみると
「み〜つけた!」と、答えた兵庫さん
「1番がパネルで・・・2番がらんらんで・・・3番がみ〜つけたで・・・」と、指を折り数える川島アナに・・・
「最近、川島アナウンサー・・・出てらっしゃいますか?」と、兵庫さんが話しだしたのだ。これには川島アナも笑うしかない(でも・・一瞬、顔がひきつった川島アナ!)
「今・・これこれ!」と、カメラを指差す川島アナ
「あっ、げんき米!」と、気が付いた兵庫さんだが・・・ここでも意外な答えが返ってきたのだ。
「げんき米は・・・この間、初めて見たんです!」と、兵庫さん(えっ!)
 この答えには両手で顔を隠すしかない川島アナだった。「げんき米」はインターネットで見ていて・・・たまたま応募の時は生で放送を見ていたのだと話す兵庫さん(前回に続き、この日も何やら・・・川島アナが可哀相になってきた!)
「初めて見て・・・当たったんですね!」と、川島アナも驚くしかない(しかし、この兵庫さん幸運な方ですね!)
 そんな二人の会話の時間だが・・・ちらし寿司の準備が他の奥様方の手で着々と進行中!また、ちらし寿司の他にも茶碗蒸しデザートのゼリーも同時に作られている。
 そんな頃、「げんき米」も美味しそうな湯気と共に炊き上がってきた。「ああ・・いい香りだ!」と、顔を近づけた川島アナ。その香りの中に・・・お酒の匂いも混じっていた。何やらお酒を入れることにより、「ふっくら」と美味しく炊き上がるらしいのです!(初耳です、知らなかった!)
 具たくさんのちらし寿司も出来上がり、盛り付けも出来た。そんなご馳走を前に料理教室の皆さんと川島アナ「いただきます!」となった。で・・・「げんき米」の感想は?
「美味しい!」「モチモチしてる!」と、料理教室の皆さんからお褒めの言葉を頂いたのだった。
 今回のお届け第二弾となった川島アナ、その「げんき米」を使ったちらし寿しに・・・「満腹・・・満腹」で大満足の様子(頬に・・・ごはんつぶが付いていますよ!)
 高須町棚田での川島アナ奮闘(春から秋)で、大豊作となった今年の「げんき米」。放送(収録)以上に何回も何回も、どのオーナーよりも高須町に通った川島アナだから美味しいお米となったのですね。「ご苦労様でした、川島秀成アナウンサー!」そして「ありがとうございました!」
 でも・・・「また・・・来年も・・・ね!」(高須町一同&棚田オーナー一同より)


△男の酒のつまみ・・・198
 鰯(いわし)の刺身!
 いつも立ち寄るスーパー・・・男一人が目立つのか、少し顔を覚えられてきた。
 そして、好きな鮮魚コーナーでも調理場の職人さん?から「毎度!」と声がかかった。
 お刺身のパックでも買おうかな?と悩んでいると
「お刺身かい?」と中から出てきた職人さん。
「ええ・・・いつも同じ物ばかりになってしまうんですよね!」と、話した私だが
「鰯・・好きかい?」と私に聞く職人さん。
「まあ・・・好きですね!」と、答えると
「ほんじゃ・・・2分待っててよ!」と、調理場に戻ったのだった。
 2分後、白では無く・・・模様の入ったパックの中に鰯の刺身があった。
「これ・・美味しいよ!サービスで3匹分を2匹の値にしたから・・・おたく、いつも買ってくれるから・・・ね!」と、笑顔の職人さんだった。
 青魚!鯖・鯵・鰯などあるのだが、その青魚が大好きな私。晩酌は熱燗と・・・新鮮!至福の時となっていた。
「おい!熱燗・・・もう一本!」


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の六/げんき米が大人気!】12月14日(木)

 十二月も半ばとなり、福井市内もますます冬の気配を感じられる街並みとなってきている。先週からだろうか・・・市内の多くのお店ではクリスマス商戦を意識しての豪華で綺麗なイルミネーションが人の流れを緩やかにしている。
 そうそう、あの高須町での収穫感謝祭の日だったか、高須町棚田から東の方向を見ると、白山連峰はすでに白い雪化粧となっていた。奥越の勝山の山沿いではこの冬初めての除雪車も出動したと新聞やニュースで報道していた(早いね!)
 どうも福井市内中心部で呑気に生活している私にとって、そんなニュースも同じ福井県内の事でありながら、他人事のように見てしまうものだ。雪予報にも「雪?!どうせ山沿いだけだろう・・・!」と、車のスノータイヤもまだまだ車庫の奥の奥となっている(おいおい!)。昨年も・・・いや、毎年だが年内に雪が降ろうと積もろうと「本格的な雪は年明けからさ!」と、昨年12月の大雪の事を完全に忘れかけている私。そんな私に「藤田さんは街なかに住んでいるからですよ!」と、田中先生(旧・清水町)高須町の佐々木さんは早々とタイヤの交換を終了しているようだ(早い・・・!)
 さて、10月14日高須町での脱穀・籾摺り以降、高須産コシヒカリの新米「げんき米」が棚田オーナーの皆さんのご家庭で毎食ごとにお茶碗の中で美味しい輝きを見せている事だと思うのだが、それは我が藤田家でも同じ事。「本当に美味しんやわ!」(母)「やっぱり他のお米とは違うわ!」(妻)と、家族5人の食欲も少し旺盛となっている。それは名古屋にいる長男(19歳)「送ってもらった高須の新米は抜群に美味しい!」と好評の様子(当然だ!)
 しかしながら高須の棚田での今年の収穫は49キロ、いつまでも米櫃の中にあるわけはなく・・・すぐに底をついてしまったのだ。こうなると毎年の事だが、高須町から「げんき米」を購入するか・・・お米屋さん・・・または、スーパーで違う種類のお米を購入する事になる。だが、一度この美味しい高須産コシヒカリのお米の味を舌が覚えてしまうと普通のお米は食べられない!!!(当然です!)
 私が高須町棚田オーナー制度に参加してから・・・つまり三年前の秋からではあるが、我が藤田家のお米の管理?は私の担当となっていて、「家族全員での一月のお米の消費は?・・・年間何キロ食べるの?」と、それ以前は全く関心がなかった事にメモをとるようになっていた(別にメモはいいだろう!)
 家族6人、長男はこの春から名古屋に行ったものの「お米は福井のコシヒカリにして・・・!」と、その都度宅急便で送っている。成長期の次男(小6)もいることから一ヶ月約30キロ強のお米の消費となっている。つまり年間約400キロとなるのだ。勿論、新米&古米を食べているのだが・・・・やはり美味しい高須産コシヒカリ90%を超えている我が家のお米事情(大野の親戚からも頂きます!)
 つなぎでスーパーなどに売られているブレンド米を買うこともあったのだが、「何これ!」「美味しくない!」「どこで買ったの?」と、大不評!(お米だけは贅沢を覚えてしまった我が家族!)
 で・・・我が家では米櫃の中を見ながら高須町のお米を購入しているのだが、冬のこの時期になると雪の高須町に行くのが少しおっくうとなり・・・そこであの収穫感謝祭の日に2袋(60キロ)を購入していた私だった(これで安心!)
 そして昨日の事だが、高須町植木御大から私に指示があったのだ。『HPで限定30袋ね!』と、鶴の一声だった。携帯同士の会話だったのだが、何故か植木御大からの電話では直立不動となる私で「はい!」と答えたのだ(自衛隊か!)
 つまり、昨年同様に高須産コシヒカリ「げんき米」(福井県認定・特別栽培米)限定30袋でこのHP読者の皆さんへ販売しちゃうのだ(究極の幻のお米ですよ!)
 地元・高須町の皆さん・その親戚や知人の方・棚田オーナーの皆さんと棚田での新米の数量は限りがある(だから幻!)。しかし、川島秀成アナウンサーFBC「げんき米プロジェクト・高須城ものがたりなどのお陰で昨年から「どうしたら高須のお米は手に入るのですか?」と、問い合わせが殺到しているのだ。そこで、その少ない数量の「げんき米」植木御大「少しでも皆さんに食べてもらいたい」と、HPだけでの販売となったのだ。
 そして・・・HPで告知した翌朝だった。私のFAXは「げんき米」の問い合わせや「2袋購入希望!」「4袋はダメですか?」と、凄い反響となっていたのだ(さすが、げんき米!)
 基本的にはこの「げんき米」のお引渡しは、購入者の方が高須町まで行って頂くか、送料込みでの宅配便となるのだが、この日の注文??は・・・何故か福井市内の・・・しかも偶然にも私の自宅近辺(半径2キロ)と固まっていたので、私はご自宅や会社までのお届けとなった(川島アナウンサーを真似ちゃったかな?!)
 1件目、FAXに書いてあるご住所に伺うと(電話にてお届け時間は連絡済み!)「わざわざ・・・すいません!」と、お買い上げ頂いた皆さんはのお顔は・・・米袋(30キロ)を持つ私より、「げんき米」の袋に注目のご様子!(そりゃ・・・そうだ!)
 また、2件目のグループで買って下さった皆さんは、全員が職場の駐車場まで私を出迎えていただいた(嬉しいです!)「わぁ〜、帰りに精米して今晩から食べます!」と、皆さん「げんき米」のそのお味を楽しみにしているようだった。私は、高須町の棚田の様子(風景など)を説明しながら春から秋・・・そして冬の高須町を短い時間で話すと「是非、今度・・・行きます!」と、癒しの里・高須町に皆さんが関心を持って頂いた。
 生産者の顔が見える、安心のお米???とは今回の場合はならなかったのだが、それでも私がお届けした事により高須町をほんの少しでも知ってもらえたのだった。年明け、今回「げんき米」を注文して頂いた皆さんに「で・・・お味は?」アンケートをお願いしないと・・・と、考えながら自分の本職に戻ったこの日の私だった。
 マジで「げんき米」美味しいですよ!・・・ご注文はお早めに!・・・


△男の酒のつまみ・・・199
 ひらひら大根鍋!(福井新聞より)
 大根が美味しいこの時期だが、ご近所からも「大根どうぞ!」と、頂く事が増えるのもこの時期となる。おでん・味噌田楽風・おろし・煮物と、料理の種類はあるものの・・・やはり少し飽きてしまうものだ。そうなると頂いた大量の大根の消費はいつの間にか無くなってしまうものだ。
 そんな時、福井新聞「ひらひら大根鍋!」との見出しが私の目に入った。で・・・直ぐに、チャレンジした私。とても美味しかったので紹介します。
 大根は皮をむいてピューラーで薄く長く切る。水でさっと洗い、水気を切る。鍋にだし(鰹&昆布)を入れ、お酒少しと塩を少々入れ、煮立てる。薄切りの豚肉・水菜も入れ、ポン酢(大根おろしも入れてね!)で頂きます。
 美味しいですよ!


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の七/高須城小学校で給食を!】12月21日(木)

 いよいよ今年もカウントダウン(残り10日)を数える、そんな年の瀬になってきた。年末年始の気象予報が当たっているのか、まだ福井市内には降らず・・・この冬は暖冬!が本当なのか?と、いささか嬉しい私となっている。
 そうそう、このところその私以上にニコニコ顔な男がいるのだが・・・それは、冬休み近しでクリスマスを控えている次男(小6)だ。何年前かまで、「サンタさんは煙突無いけど、僕の家に来るのかな?」と、真顔で話していたのだが今はもうそのサンタクロースの存在の有無も幼い記憶の中に終ったような次男である(でも、クリスマス・プレゼントは別だとか!)
 そんな次男が先日、大事そうに小さなノートを胸に抱き下校してきた。「何だ、そのノートは?」と、聞くと「クラス全員に住所を書いてもらったんだ!今年は最後だから(小学生最後)年賀状を全員に書こうと思ってるんだ!」と、次男。「じゃ・・・早めに書かないと!」と、私が話すと「うん!」と、少しは大人びた顔の次男となっていた(私も早く年賀状を書かないと!まあ・・・毎年の事だが!)
 さて、いつもお世話になっている高須城小学校石村校長先生藤川教頭先生、そして畑先生に前々から私がお願いしていた事があったのだが、それは「一度、HP取材方々小学校で給食を!」だったのだ(またまた、無理難題を!)。すると、「21日は如何でしょう!」と、藤川先生から先週嬉しいお電話を頂いたのだ(すいませんね!)
 小学校の給食・・・遠い記憶の糸を頭の中で手繰り寄せた私だったのだが、「忘れた!覚えていない!」と、こんな調子。その日以来、少しワクワク・ドキドキ(何で?)の私だったのだが、「その日の給食メニューは何だろう?」と、ここ数日はそんな楽しみとなっていた。
 学校給食!最近では地産地消の名の元に、学校のある地元の農家の皆さんが丹精込めて作られた野菜お米を給食に使う学校が増えてきた。また、次男の通う順化小学校や高須城小学校のように学校内の調理室で作る《自校式給食》が増えつつある(※市内のほとんどの中学校では、各給食センターで作られたものが毎日、届けられます!)
 美味しいか?美味しくないか?(口の肥えた大人として)は別として、子供の栄養のバランスを考えて作られている給食は意外にも今、人気となっているそうだ。ある都市のイベント会場で「懐かしい給食!」と、限定1000食で販売したところ、30代から私のような中高年の皆さんが押し掛けたらしいのだ(やっぱりね!)
 そうそう、学校単位(PTA)で年一回「給食試食会」と言って、保護者が学校で給食を食べる日がある(希望者のみ)。私も母校の明道中学校の補導委員長時(H12)とPTA会長時(H13・14)、3年連続でその給食試食会に参加したのだが、どういう訳か男性は私一人で大勢のお母様方に囲まれて・・・緊張のあまり肝心なその給食の味が分からなかった(周りを意識しすぎて、給食が咽を通らない!)
 そんな事が記憶にある私だが、この高須城小学校での給食は大いに楽しみなところ。必ずや光くん(6年)岬ちゃん(5年)また、他の先生方と楽しい会話の中での給食となるだろう。
「給食は12時30分からです!」そんな藤川先生の連絡にもこの日の午前中、仕事を普段より段取りよくこなした私は12時前には高須町に着いていた。小学校前の駐車場に車を止め、助手席の携帯電話とデジカメを手に校庭の中に。
 すると、校庭の中に見慣れない白いワンボックスカーが止まっていた。その車には福井県教育研究所サイエンス・カーと、書いてある。「ん?・・・!」と、その瞬間頭を捻った私だったが、直ぐにその謎?は解けたのだ。この日、高須城小学校では午後から(5限目)は授業参観があり、その時この理科?科学?の楽しい授業があるらしいのだ(楽しみです!)
 小学校のドアを・・・静かに開けた私。今、4時間目の授業中だ。スリッパを履き、木の廊下をこちらも音を立てないように静かに歩く。廊下の角を曲がると石村校長先生が校長室から出て来られ、「藤田さん・・・ようこそ!」と、声をかけていただいた。
「お世話になります!」と、私が挨拶すると「いえいえ、職員室でお休み下さい」と、校長先生。職員室の中には畑先生笑顔??でお出迎え。「先生・・・ラーメンとカツ丼の出前を!」と、またまたいつものジョークを言った私。すると、「いつかはどこかで出前してもらいますから!」と、この日はパターンを変えて返答の畑先生(ふう〜ん、そうきたか!)
「先生、今日の給食の献立は?」畑先生に聞いた私。「今日は、ご飯じゃなく・・・コッペパンなんですよ!」と、畑先生「コッペパン・・・か。懐かしいな!」と、たぶん昔食べたであろう、そのコッペパンの味を思い出そうとした私。
 しばらく職員室の中で校長先生畑先生と話していると、授業を終えた藤川先生が入ってこられた。そして、その藤川先生の後ろには・・・実験用の白衣(理科の先生が着る白衣です!)を着た、二人の先生がいたのだ。そう、この二人の先生は教育研究所サイエンス・カーを走らせ、小規模の小中校の児童や生徒の前で理科・科学の実験などを楽しく教えている先生たちなのだ。理科離れが多くなったと言われる今日、理科や科学の楽しさや重要性を・・・時にはマジック風に、見ている子供達が興味を引くように教えている大事な役割を果たしているのだ。
 さて、そんな先生方と挨拶を交わしていると、いよいよ給食の時間となった。「どうぞ、こちらへ!」と、藤川先生畑先生に案内されたのは・・・何と、畳の部屋だった。給食室は畳の部屋。これには教育研究所の二人の先生も驚いていた(いや・・・感動していたのかも?)。
 高須城小学校の調理技師出口さん、給食室の横にある調理室の前からその出口さんが笑顔で挨拶してくれた。「お世話になります、楽しみにしていました」と、私が話すと「いつも、すいません!」と、出口さん(こんな笑顔の出口さんだと、給食のお味も倍増だ!)
 いつもなら児童二人と先生だけの給食だが、この日はプラス3となっていた。テーブルの上にはトレイに乗った美味しそうな給食があった。
 この日の給食の献立だが、スィートコッペパンまぐろのマリアナソースからめ洋風スープフルーツミックス牛乳の5品だ(美味しそう!)
 光くん「いただきます!」の挨拶で給食の時間が始まった。藤川先生畑先生それに児童二人マイ箸で食べている(なるほど!)。スープにおかず・・・どれも温かい給食だった。和やかな雰囲気、楽しい笑顔での給食だった。
光くん岬ちゃんもいつもの先生方との給食とは違うゲスト3人に少し緊張していたのは・・・最初だけ?!給食を食べ終わる頃には「お昼休み・・・何する?」とみんなに聞いていた。
「ごちそうさまでした!」と手を合わせて給食を終えた。各自が食べ終えたトレイを持ち、器などをその置き場に返却していく。「牛乳瓶はここ、お皿はそこ、パンの袋はそっち!」と、光くん岬ちゃんに教わりながら私も返却して行く。
 お昼休み、校庭でのあの高須城小特別ルールの野球はこの時期・・・出来ない(グランドがぬかるんでいる!)。で・・・このところ人気?なのはバトミントンらしい。「一諸にやろうよ!」と、私もそして教育研究所の二人の先生も声をかけられた。体育館にはすでにネットが張ってあった。
 ダブルスでのゲーム・・・・小さな体育館だからシャトルは天井に当たってしまう。で、そうなると「ノーカウント!」らしいのだ(なるほどね!)
 さすが畑先生藤川先生も・・・そして児童二人も上手にプレーしている。ゲスト3人は、スリッパに悪戦苦闘しながらバタバタとコートの中を狭い半径で動いている(無理無理!スリッパでは)
 余り経験が無いバトミントンに戸惑いながら、全員が笑いの渦の中楽しい時間を過ごした。「さあ、掃除の時間!」畑先生の声に「は〜い」と返事する光くん岬ちゃん。以前にもこの日記の中で書いたのだが、小学校ではお昼休み(5限目の前)に掃除の時間となるのだ(次男の順化小学校でも同じらしい!)
 バトミントンですこし息を切らしながら、職員室に戻った私。次は授業参観となる理科の時間だ。この時、藤川先生からお聞きしたのだが、実は4時間目にその予習をしていた光くんと岬ちゃん。何種類かの実験を先生から教わり、今度はそれを自分の手で行い、保護者の前で発表するらしいのだ。
 5限目「サイエンス・マジック」の時間だ。黒板の前には教育研究所佐島先生横山先生、そして光くん岬ちゃんがいる。仕事を抜け出して駆けつけた岬ちゃんのお母さん光くんのお父さんも椅子に座っていた。石村校長先生と私も並んで座っている。畑先生はデジカメを手にスタンバイ。そして藤川教頭先生の挨拶で楽しい5限目が始まった。
 まずは「音のふしぎ?」と、説明があった。光くん岬ちゃんが長短のパイプをガスバーナーの炎にかざすと・・・・あら不思議!高い音・低い音がそのパイプから聞こえてくる。
 今度は光くん、手には細長いパイプがあった。「魔法の粉をこのパイプに塗ります!」と、説明した。そして親指とひとさし指でパイプを擦ると・・・音がしてきたのだ。この魔法の粉だが・・・松脂(まつやに)だとか。
ここで教育研究所の先生から種明かしがある。「昔は釜鳴り現象と言われたものです!パイプの中に熱による暖かい空気と、次に冷たい空気が入ることによりこんな音がするのです」と、先生。
 次に、コップの中に水を入れ蓋をして逆さにしても水はこぼれない実験・・・また、箱の中に仕切りがあるのにボールがその仕切りの中をすり抜ける実験。また手で触るだけで光る電球!これには教室内の全員が手を繋ぎ参加した。ドライヤーの風で玉が浮いてしまう実験では・・・何と教育研究所の先生も驚いた3個同時に成功の光くん。空のカップ麺の器もグルグルと回っていた。
 
「色が変わる水」「スプーン曲げ」と楽しい実験は続いていく。
 そして次に登場したのは、テレビなどでマジシャンが行う箱の中の人間に剣を刺すと・・・消えている!と言う人気のマジックだ。この日は・・・箱の中には人形があった。
 蓋をして慎重に剣(段ボール&アルミ製)を両側から刺す光くんと岬ちゃん。そして最後に箱の上からも一刺し。そして蓋を開けると・・・あら不思議???箱の中の人形が消えていた。「お〜っ!」の声とともに教室内から拍手が起こった。
 
 光くんと岬ちゃんによる「サイエンス・マジック」は大成功となった。勿論、その都度先生から説明(種明かし)があるのだが・・・私にはこの日記内では説明しにくいのです!(すいません・・・理科が苦手でしたから!田中先生(理科専門)に来てもらえばよかったかな???で、とりあえず写真だけでも!)
 楽しい時間は早いもの・・・あっ!という間に5限目は終わってしまった(再び拍手!)「小学生では習わない少しレベルの高い実験もありました!」と、先生が話していたのだが、光くん岬ちゃんも大満足の顔でした。そして、その二人を見つめるお父さんやお母さんも笑顔でしたよ。
 何かほのぼのとした空気がこの高須城小学校にはいつも漂っている。それが、高須町の空気だからなのか?この小学校の木造校舎の空気だからなのか・・・いずれにしても「こんな環境の中で子供たちを学ばせたい!」と、親は思うだろうと私は感じたのだ。児童二人だけの小学校・・・ここには虐めも不登校も全く無い!
 楽しい一時を過ごさせてもらった私、この後には保護者面談があるらしいので、私は帰路に着いた(仕事に戻る)
「お世話になりました・・・そして、給食・・・ご馳走様でした!」
 夜・・・何故か身体の節々が痛い(筋肉痛)。原因は畑先生・・・で無く、スリッパでプレーしたバトミントンだ「何回も転んだからな」と、またまた独り言で・・・今宵も晩酌中!


△男の酒のつまみ・・・200
 牛肉と茸のデミグラスソース煮!
 少し温かいつまみが欲しくなるこのところの寒さだが、この日は簡単豪華???なおつまみだ。牛肉茸(エリンギ・シメジ)をフライパンで炒め、軽く塩・胡椒。スーパーで売られているデミグラス・ソースの缶詰で煮る。これは美味いですよ!


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の八/おい!通知表は・・・?!】12月22日(金)

 昨日の高須城小学校での懐かしい給食の味がまだ忘れられない私だが、そんな給食の話を次男(小6)にした。「お父さん、光くんや岬ちゃんと給食を食べてきたんだよ。すごく美味しかったよ!」と話したのだが、「いいなぁ〜僕も食べたいな!あの高須町の景色の中で食べたら何を食べても美味しいもんね!」と、少し生意気な口を利きながらもやはり羨ましく感じている次男だ。
 そう言えばこの次男、楽しみにしていた棚田オーナー最後の行事、収穫感謝祭は順化地区のバトミントン大会で参加できず、また、私が私用で高須町に来る時にもこのところ、次男とはタイミングが合わずにいた。
 小学4年の春、初めて高須町を訪れた(佐々木さんの田植えの時)次男、あぜ道での佐々木さんの兄弟(当時二人とも小学生)との初対面に緊張していたことが、まるで昨日の事のように思い出される。あれから何度次男は私と共に高須町を訪ねたことだろう(100回以上です!)
 そんな次男も来年の春には中学生(明道中)になってしまう。次男と仲良く遊んでくれた佐々木さんの兄弟も来年にはお姉ちゃん高校3年(藤島高校)お兄ちゃん中学3年(棗中)弟くん中学2年(同)となるのだ(佐々木さん来年は大変だ。受験生二人もいるぞ!)。  で、田中先生お嬢様高校2年(藤島高校)になり、子供達みんなは勉強に部活に頑張る学校生活となるのだ。つまり、私たち呑気な父親三人は・・・益々、子供達に相手してもらえない事になるのだ(寂しいな!)。  そうそう、高須城小学校光くん中学生になり、岬ちゃん(最近・・・背が伸びたね!)も小学生最後の年を迎えるのだ(みんな・・・頑張れよ!)。  子供の健やかな成長を願いつつも「まだ、子供でいて欲しい!」と、心の奥で願う親心(私だけかな??)
「子育てとお米作りは同じだ!」と言うけれど、まさしくそんな言葉が今、私の脳裏を横切るのである。春・幼い苗(赤ちゃんの時)「頑張って大きくなれよ!」と声かける。夏・成長期(今の次男たち?)「これから来るだろう色んな荒波との闘いに負けるな!」と、励ます親。秋・小金色の稲穂が実る(大学生ぐらいかな??)「大きくなったな!」と、その成長に微笑む親。そして、いつか旅立ちの時を迎えるのだろう(まだまだ先の話だ!)
 さて、明日から冬休み(正式には24日かららしい)に入る次男、下校してくるとクラスメイトと何やら電話で話している。冬休み期間中の遊ぶ約束でもしているのか、楽しそうに長話となっていた。そんな電話も終わると・・・今度は毎日しているパソコンでのオンラインゲームに没頭している次男。パソコンの画面を見ては、時々笑い出すのだが何か面白いキャラでも登場しているのだろうか?(少し気になる!)
 これから正月明けまでの約2週間は、こんな調子でのんびりと過ごすのだろう。28日には名古屋から長男が帰ってくるし・・・1月5日には交流事業でのホームステイで夏にお世話になった熊本市の小学生が我が家に宿泊する。次男にとって益々遊び相手に不自由しない冬休みとなるだろう。
 そんなパソコンに向かう次男の背中を見ていた私だが、何か気になる・・・いや、忘れているような気がするのだ。「思い出せない!」と、少しイライラモードの私だったのだが、15分後・・・思い出した。
「冬休み」=「通知表」だった。「こいつ、通知表を見せない気だな!」そんな事を考えながら次男を問い詰めようとした時・・・・「あっ!二学期制だったんだ!」と、遅ればせながら納得した私。そんな事を次男に話さなくてよかったと、一人苦笑いしながら年賀状を書く私だった。


△男の酒のつまみ・・・201
 牡蠣鍋!
 このところ世間を騒がせているノロウィルスだが、何故か美味しい牡蠣が原因扱いされている。牡蠣大好きの私にとって、「何で?」と言いたくなるこの牡蠣騒動。東北や広島の牡蠣業者は大打撃を受けているらしい。
 そこで、あえて本日のつまみは・・・牡蠣となった。生牡蠣を買い晩酌の時を楽しみにしていると、妻が「生はやめて!」と釘を刺してきた(おいおい!)
「大丈夫さ!」の私の言葉にも無視して「牡蠣鍋にするわ!」と、調理した。「まあ・・・いいか!」と、妻の心配も理解しての今宵の牡蠣鍋となった。
 シンプルに鍋の中は、牡蠣豆腐水菜、そしてこちらも大好物の白子(鰤)となった。勿論・・・ポン酢「いただきます!」


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の九/高須町はポカポカ陽気!】12月25日(月)

 早朝・・・外に出ると肌を刺す寒さがあった。思わず身震いした私だが「いったい・・・何度?」と、体感気温での想像となった。吐く息も白く、呼吸の度に咽の奥に冷気が侵入する。ジョギングの前の軽めのストレッチだが何故か身体の節々の関節が悲鳴を上げている(無理するな・・・歳なんだから!)
 足羽川堤防のいつものジョギングコース、少しピッチを上げてのランニングとなった。寒さのためか中々身体が温まってはこない。「はあ・・・はあ」と、息もピッチを上げだした。無防備の首から上・・・痛いとまではいかないもののこの寒さは私の顔を硬直させている。
 ジョギングが終わる。だが、ようやく筋肉が温まりだした頃となった。「もう1周するか!」と、考えた私だが・・・そこはやはり断念する(根性なし!)
 部屋に戻り・・・コタツの中へとファーストブレイク(速攻)した私。煙草を吸いながらテレビを見ると、天気予報となっていた。すると意外な話が聞こえてきた。「本日は日中は暖かい陽気となるでしょう!」だった。「嘘!」と、思わず独り言。寒い朝は天気がいいと言うけれど、それでも信じがたい天気予報の話に、疑いの目でテレビの中の気象予報士を見ていた私だった(7時28分の恋人! 半井小絵さんだったら信じます!)
 この日は朝から福井市内で修理が5件1件目のお宅では奥様に「寒いですね!」と、話していた私だったがお昼近くの5件目のお宅では「暖かい日になりましたね!」と、なっていた。
 11時半、午前中の仕事を早めに終わらせ私が向かったのは高須町だった。HPでの「げんき米」販売も好評でこの日も2袋を受け取りに行くのだ。
 高須町までの道、空は青空を覗かせていた。この時期には珍しい暖かい陽気となっていた(朝の寒さが嘘みたい!)
 前回お話した旧・上郷小学校跡地乗馬クラブだが、グランドの中に厩舎だろうか新築中の様子。前の道路には建設業者の車が何台も止まっている。
 清水平の坂道、この日も対向車は無い。収穫感謝祭の日、田中先生カーチェイスしたこの道だが、その後続車も来ない(田中先生・・・学校だよな!少し心配!)
 慣れた道となったこの高須町までの道、旧・上郷小学校過ぎの坂道を登り始めて約10分高須町に到着した。
 まずは高須城小学校にお邪魔した私、先日(給食の件)のお礼をしなければならない。冬休みの小学校だが職員室には石村校長先生、そして畑先生が忙しく仕事をしておられた。藤川教頭先生の姿を探すと「藤川先生は人間ドックです」と校長先生(私もしなければ・・・!)
 定番ギャグとなった「かつ丼とラーメンの出前を!」を、畑先生に言うと「・・・・・」と、無言で笑われた(ワンパターンだよ!)。職員室の中は二人の先生が早足で動いている(邪魔しないで!)。しかし、その職員室の窓から見える高須町の空は、ゆっくりと青空の中に雲が流れていた(のどかです!)
 小さなこの高須城小学校だが、冬休みとはわかっていても二人の児童の姿が見えないと寂しいものだ。私は「光くんや岬ちゃんは来ないのですか?」と、畑先生に聞いた。すると、「夏休みの時は、ギターの練習がありましたから来ていたのですが、この冬休みは・・・・?」と、やはり少し寂しそうな畑先生の顔(じゃ・・・私が毎日来ようかな?!)
「暖かいですね!」と、窓の外を見ながら畑先生が話すと「いいお天気です!」と、校長先生職員室のお二人も外の陽気につられてか・・・・暫し手を止め窓の外の高須町を眺めていた。ポカポカ陽気となっている、この日の高須町。まるで春のような日差しが降り注いでいた。
 高須町お昼、何人かのお母さんたちが路肩で雑談していた。「こんにちは!」と、挨拶した私。「あら、藤田さん」と、答えてくれた(嬉しい!)。すると一人のお母さんが「藤田さん、いつも高須町に来ているのだから・・・ここに(高須)引っ越してきたら!」と、笑いながら話すのだ(本当はそうしたい!)
 FBC川島アナとの迷?コンビ智恵子さんからお米を受け取る時間が近づいてきた。すると道の向こうから電動四輪車に乗った智恵子さんがゆっくりと笑いながらこちらに向かってくる。「藤田さん、いつもありがとの!」と、智恵子さん。お米2袋を受け取り車に乗ろうとした私に智恵子さん「藤田さん・・・大根いらんか?」と、聞いてきた(また・・・大根か!)「ごめん!大根は先日、佐々木さんから山ほど頂いたので」と話した私(智恵子さん、ごめんなさい。お気持ちだけで)「ほ〜かぁ!」と、智恵子さん(高須町の大根は・・・いや大根も美味しいですよ!)
 ポカポカ陽気高須町でのお昼時、のどかな気分になってしまうのは私だけかな?車に乗り、エンジンをかけると正面には高須山があった。そして、そんな私を笑顔で見送る智恵子さん
 もうすぐ、この高須町にもが降るだろう(福井市中心部より一足早く)。高齢者が多いこの高須町だが、除雪の事を考えると大雪にならないで欲しいと願いながら、高須町を後にした私だった。


△男の酒のつまみ・・・202
 からし蓮根!
 九州の名産「からし蓮根」と友人からお土産でもらった。何年ぶりのからし蓮根だ。鼻を劈くこの辛さがたまらない。今日は熱燗で決まり!


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の十/現在、積雪10センチなり!】12月29日(金)

 窓の外、霰混じりの雪が降っている。天気予報では日本海側に雪マークが付いている。「今日から明日まで、マイナス30度の寒気が上空に・・・!」と、気象予報士が解説している。「福井の平野部では10センチから20センチの積雪が!」と、言うのだが・・・まだまだ呑気に構えている私。勿論、車のタイヤはまだまだノーマルタイヤ(自慢するな!)「こんな雪なら、直ぐに融けるさ!」と、俄か気象予報士の私だが、昨年の大雪の時を全く反省していない私(大丈夫、大丈夫!)
 市内中心部、それでも通勤の車はノロノロ運転が目立っている(年末のこの時期に、事故は嫌だからね!)。これが大都市・東京であれば「大雪だ!」とばかりに大渋滞となるのだろう(雪に慣れていないから!)
 断続的?とは言えないこのの降り方、「やんだかな?」と、空を見上げると・・・・まだ、チラホラ雪が舞っている。現在、福井市内積雪5センチほど、駅前の各商店街では融雪装置が稼働中。
 私はそんな雪も気になるところだが、この日の午後に帰省する長男の時間も気になっている。春・四月名古屋に行った長男だが、夏休みに帰ることなく大いに名古屋で勉強にバイトに一人の生活を満喫していたようだ(男だから!)
 夕方4時過ぎ、その長男が大きな鞄を持ち帰ってきた。少しロングヘアーになった長男、またまた身長が伸びたようだ。「お帰り!」と、久しぶりの帰省に私の方が緊張気味!そんな私に「ただいま・・・お父さん、あの新米(高須産)は美味しいわ!」と、長男の第一声(それかい!)
「どうだ、名古屋は?」と、聞いた私に「そうだね、味噌煮込みうどんに、味噌カツ・きし麺・八丁味噌に天むすとまあまあだね!」と、長男(誰も食べ物の事は聞いていない!)
 そこで「学校の勉強は?」と聞いたのだが「まあまあだよ!」と、肝心な質問には・・・簡単な答えが返ってきた(こいつ!)
 そんな長男の帰省を私以上に楽しみにしていたのは・・・まあ、私以外の家族全員(妻・次男・私の父と母)となる。私の両親にとって長男は「わが子より可愛い孫!」となり、妻は「酒飲み亭主よりは・・・子供が大事!」と、なるのである(まあ、仕方ないかな?)
 そして、何よりも驚いたのは長男次男の仲の良さであった。7つ離れた年の差を感じさせないこの兄弟は、これほど仲よったかな・・・と思わせるほど、仲がいいのである。「直!」「お兄ちゃん!」と、お互いが呼び合い・・・ゲームに興じている(やっぱりね!)「今日は一諸に寝よう!」と、同じ部屋で遅くまでテレビにゲームに笑いながら暫く振りの兄弟愛??を確かめているようだ(なんじゃ・・そりゃ!)。隣の部屋から、そんな二人の笑い声が聞こえてくる。
 窓の外は雪か?霙か?雨?が交互に降っているようだ。「高須はどうだろう?」と、佐々木さんに聞いてみると・・・『現在積雪10a・・・スノータイヤ装着!』とメールで返事が来たのだった。
 さて、この年末に・・・何故、高須町積雪状況を聞いたのか?・・・それは・・・お正月のお楽しみ!(また、悪巧みを!)


△男の酒のつまみ・・・203
 生ハム&ホワイト・アスパラ!
 少し塩分がある生ハムと、缶で売られているホワイトアスパラを半分にカット、サニーレタス生ハムをのせ、ホワイトアスパラを包む。そのまま食べてもいいのだが、イタリアンドレッシングを数滴かけても美味しいですよ!


高須城日記Vのトップに戻る





【十二月の十一/高須町、この一年!】12月31日(日)

 いよいよ今年もあと、この大晦日だけとなってしまった。「早いものだ!」と、この365日を振り返る(しかし、ほとんど覚えていない!)
 巷では小泉首相から安倍首相にバトンタッチとなり、また、問題の北朝鮮核実験と言う大きな脅威を感じながら、拉致問題など全く進展が無いまま6カ国協議を終えてしまった(来年に期待しましょう!)
 また、ヒルズ族と憧れられたホリエモンのライブドアや村上ファンドのお金に纏わる事件もこの一年を暗くした。
 そして、今年一年は何かと子供に関する暗い事件が続いた年だったと言えよう。秋田県での畠山鈴香容疑者が起こした事件、また夏以降は学校で「未履修問題」「いじめ問題」が毎日のニュースとして論議を呼んだ(やっぱり暗い一年でしたね!)
 何かスカッとした明るい話題はないかと思うのだが、やはりトリノ・オリンピックでの荒川静香選手の金メダルと、この年末のレースで有終の美を飾った競馬のディープ・インパクトとなるのだ。
 明るい話題がスポーツだけ?・・・と言うわけでもない、皇室での秋篠宮悠仁親王殿下のご誕生は日本国民にとっては喜ばしいものとなった。その悠仁親王殿下の健やかなご成長ぶりが先日テレビで流れてきたのだが、紀子妃様の腕に抱かれ笑みを浮かべられるそのお顔は、暗い話題ばかりが続いたこの日本中を一時、心から笑顔へと包んでくれるものとなった。
 さて、そんなこんなの一年となったのだが・・・福井県福井市高須町にとってのこの一年は、どんな年だったのだろうか。七月豪雨により生活道路として多くの皆さんが通行していたゴルフ場横の道路が崩落した。以前より陥没箇所が何箇所かあったこの道路だったのだが、集中豪雨により幹線道路から高須町を分断する事になってしまったのだ(現在、復旧工事中です!)
 しかしながら台風が直撃することも無く、高須産コシヒカリ「げんき米」を中心とする高須町農産物恵みの年となっていた。「今年は豊作だわ!」と、高須町の皆さんから笑顔が消えることはなかった一年だった。FBC《げんき米プロジェクト・高須城ものがたりで放送された、西川一誠福井県知事への「げんき米」おにぎりでのお届け。
 苦労が伴う棚田でのお米作り・・・機械が入らない小さな棚田は手植えとなる。しかし、高須町の皆さんはそんな苦労も笑顔で春の日差しを受け、夕暮れ迫る時間まで毎日続けていた。半年間・・・毎日毎日、棚田に通い稲の成長を見守る優しい眼差し・・・そんな高須町の皆さんだから美味しいげんき米が私たち消費者の口を唸らせる事になるのだろう。
「美味しい・・・いい香りです!」と、話された西川知事の言葉が全てを物語っていた。また、知事が色紙に書かれた「農と光」の言葉がこの年の高須町をまさしく代表する年だったと言えよう。さらに西川知事が話された「このような景色(棚田)を、いつまでも残して欲しい!」は、高須町の皆さんに大きな活力を与える事になったのだ。
 先日の事だが、田中先生と私とがこの高須町HPの事で話していたのだが、突然「今年・・・何回高須町はマスメディアに取り上げられたんでしょう?」と、田中先生の言葉に「・・・?」の私。そこで、今年最後の高須城日記「高須町、この一年!」と、題してそのマスメディア(テレビ・新聞等)で報じられたものを振り返ることにした私。勿論、この高須町公式HPも登場しますよ。
 まず、昨年から高須町を年間通してテレビで紹介してくれたFBC《げんき米プロジェクト》に登場してもらわなくてはならないだろう。昨年は《ライススタイル》と題して川島秀成アナウンサー大島さやかアナウンサー爽やかコンビでお米作りに挑戦したのだった。まだ雪残る初春の高須町を訪れた二人のアナウンサーは、棚田探しから始まったのだった。秋にはイベント会場で多くの皆さんに二人の収穫した高須産コシヒカリがおにぎりとして振舞われた(大好評でしたね!)
 そして今年は《高須城ものがたり》として、またまた高須町の名を県内に広めてくれたのだった。今年は一人の挑戦となった川島アナだったのだが、そのやる気・行動力は昨年以上のものとなって棚田でのお米作りばかりかでの野菜作りにもチャレンジしていた(夏野菜カレー・・・美味しそうでしたね!)。また、高須城小学校の密着取材(福井市小学校連合音楽会)もして頂きました。そして、運動会夏祭りにも・・・・。
 そんな大活躍の川島秀成アナウンサー《FBC・げんき米プロジェクト・高須城ものがたりの今年一年の放送を振り返ると・・・・
@ 04/12 「種もお目覚めです」の巻
A 04/19 「いぬ年は豊作?!」の巻
B 04/26 「畑さんとはたけで農作業」の巻
C 05/10 「チエコさんはコシヒカリの先輩?!」の巻
D 05/17 「素早く・楽しく・きれいに田植え!」の巻
E 05/31 「長寿の秘訣は『運動会』?!」の巻
F 06/14 「野菜も『相性』が大切?!」の巻
G 07/12 「たった4人の音楽会」の巻
H 07/19 「草取りに秘密兵器?!」の巻
I 08/02 「農作業には厳しさも必要?!」の巻
J 08/16 「高須町は動物園?!」の巻
K 08/23 「カレー作れば奥さんいらない?」の巻
L 09/20 「コシヒカリは奇跡の米?!」の巻
M 09/27 「女神様は川島アナがお好き?!」の巻
N 10/18 「目が覚めるような輝きのげんき米!」の巻
O 11/01 「高須町は地産地消のふるさとやわねぇ」の巻
P 11/22 「粕谷さんも森本さんも」の巻
Q 12/13 「げんき米プロジェクトは何番目に好き?」の巻
△ 02/01 「夕方いちばんプラス1」で高須町から生放送!
【参考・平成17年「げんき米プロジェクト・ライススタイル」全16回放送】
と、昨年以上の放送回数となった「高須城ものがたり」。二年目は難しいと言われながらも・・・そこは川島アナの素晴らしいアイディアで、一年目以上の成果と評価を得たのだった(川島アナ・・・お疲れでした!)
 また、この高須町を取材した新聞や市・県などの広報誌、またタウン誌も今年は多く感じられた。私も全紙を購読していないので100%とはいかないのだが、紹介します。
@ 01/05 読売 すこやか福井・食育の現場から(農業体験)
        「棚田貸し、山菜取りも」
A 01/06 福井 高齢化集落に活気をもう一度
        「高須町へ移住して!」
B 02/06 日刊 「泊まって食べて、農家満喫を」
C 03/10 市広 高須城山棚田オーナー募集!
D 03/13 福井      同
E 03/16 読売 「晴れて巣立ち・卒業式」(高須城小学校)
F  同  福井 「希望胸に笑顔でお別れ」(   同   )
G 03/24 日刊 自治功労賞表彰(植木正義氏)
H 03/25 福井    同   (  同  )
I 05/15 日刊 「田植え体験楽しく!」
J 05/16 福井 「棚田オーナー始動!」
K 06/  県広 グラフふくい6月号
L 06/  タ誌 《りすのす・創刊号》
        「あの頃にタイムスリップ・高須城小学校」全10頁
M 07/  県広 みんなのかんきょう・47
N 07/31 福井 「私の福井物語・高須山」(植木正義氏)
O 09/27 日刊 「棚田オーナー・収穫の秋体感」
P 10/30 日刊 「新米食べて力つけて!」
※ 福井→福井新聞・日刊→日刊県民福井・読売→読売新聞・市広→福井市広報・県広→福井県広報・タ誌→タウン誌
と、こんなにも多く新聞等で高須町が取り上げられました。
 また、以前にも紹介しましたが、福井市農政企画課のHPでは、高須町棚田オーナーのこの一年を、また、農政企画課のお仕事などとともに分かりやすく紹介しています。
 そして、この夏から高須城小学校に赴任された藤川純一教頭先生のブログ《○△□小学校web学校日誌》も、日替わりメニューで小学校の給食や児童の活動、そして高須町の風景などを紹介しており、こちらも大好評となっています。
 さて、最後に報告させて頂くのは・・・この高須町公式HPだが、昨年4月1日開設以来なんやかんやで20ヶ月を経過していた。このHPも全国から多くの皆様にご愛顧頂き、本日正午現在、173万を超えるアクセスとなっている(本当に、有難うございます!)
そこで、この二年弱を振り返ると・・・・
○更新回数   平成17年度 74回
        平成18年度 94回(18.12.31現在)
○高須城日記  平成16年度  8話(平成17年度に含む)
        平成17年度 96話
        平成18年度104話
           全  208話(18.12.31現在)
○アクセス数 17/05   12.167 (1日平均270.37)
        /07   30.935  (257.79)
        /09  176.441  (980.22)
        /12  376.831 (1500.50)
       18/05  630.213 (1395.67)
        /07  868.445 (1809.26)
        /09 1.213.496 (2247.21)
        /11 1.442.033 (2288.94)
        /12 1.733.218 (2626.08) 18.12.31正午現在
 癒しの山里・高須町から発信しているこのホームページだが、当初は「アクセスするのは・・・身内だけ!」なんて言われながらも、ご覧のような数字(統計)となっている。
 平成18年もあと・・・半日となっている。私がパソコンにこの日記を書いているまわりで、妻がそんな私を睨みながら大掃除をしている(顔が怒っている!)。こんな状況・・・「やばい!」ので今年最後の高須城日記はこのあたりで終わります。
 それではみなさん、「よいお年をお迎え下さい!」


△男の酒のつまみ・・・204
 河豚の空揚げ!
 河豚(ふぐ)は高級な物・・・と思っていたのだが、この福井県では嶺南地方(若狭)においてその河豚を養殖していて、意外にも格安にて手に入るのだ。その河豚料理は何をしても美味しいものだが、私の一番は・・・空揚げなのだ。鶏肉とも違い、豊潤な河豚の肉の味が堪能できる。是非、お試しあれ!


高須城日記V(新春編)に続く


高須城日記Vのトップに戻る