高須城日記V(秋中編)
(平成十八年度・棚田オーナー/福井市 藤田幸治)
【十月の一/すべての道は、高須町へ?!】10月1日(日)
早いもので・・・もう秋本番?十月となり、今年も残すところ後三ヶ月となってしまった(少し気が早い!)。
朝の福井市内は・・・日曜日ということもあり、車も人もまばらな状態となっている。それでも補習授業だろうか昨日までの夏の制服から冬の制服を着た高校生が急ぎ足や、自転車でそれぞれの高校まで登校している(大変だね!)。
明日の月曜日には、黒の学生服やブレザーを着た高校生そして夏のクール・ビズから秋冬用となるウォーム・ビズに変わるサラリーマンの姿が多く見られるはず(夏の方がいい!)。このウォーム・ビズだが、昨年からの「ちょい悪風!」が流行りとなっているらしいのだが、サラリーマンのちょい悪って・・・どんな感じとなるのか?(余り興味が無い!)
さて、先月のこの日記の中でお知らせした・・・高須町への近道なのだが・・・皆さんに教えるべきか・・・どうかまだ少し迷っている私(理由は・・・?)。
7月のあの大雨でゴルフ場横の道が崩落し通行止めとなっている高須町への道、まだまだその複旧には時間がかかりそうだと、地元の皆さんが話していた。となると、やはり遠回りとなる柳原からの道が唯一の高須町への道となっている。
しかし、頭では理解しているものの・・・僅か10分か15分のその遠回りが・・・長く感じてしまうものだ。
あれは3年程前、「今日は違う道から高須町へ行くわ!」と、案内役の佐々木さんの車でその山道を通った事を思い出したのは、道路崩落後の事だった。「あの道(佐々木さんに教えてもらった道)だったら早く着けるはず!」と、思い出した私だったのだが、その道順は・・・うろ覚えだった。
そして、高須町の夏祭りの時だった。「藤田さん、あの道ご存知ですか?狭い道で少々危険ですが近いもんですから」と、再びその道の事を思い出させてくれたのは、高須城小学校の石村校長先生だった。
市内・・武道館横・・すかっとランド九頭竜横・・七瀬橋・・旧下郷小学校・・ゴルフ場前・・高須町。棚田オーナーの皆さんはおそらく今までこの経路の道で高須町に来られていた。私の自宅(照手3)からその道を通れば約40分で高須町。だが今回の道で高須町を目指せば・・・25分で到着することになる。 私が一年前に走った道《高須城日記U【八月の九】》、そう信号機が無い道だ。
福井市内から武道館近くの交差点(藤島通りと県道・福井三国線が交差)をそのまま藤島通りに、
つまり武道館を右手に見ながら車を走らせ
明治橋(新しくなりましたよ!)を渡る。そのままT字交差点まで。
ここで左折する(左折ですよ!)。約300mで右折し新しい道路の本郷線に入りそのまま直進となる。トンネルを抜け下り坂(途中・・・猪注意!の看板もあるが・・・猿もいますよ!)
木米町を通り一王寺町へ(この間、信号機は無し!)ここもT字の信号の無い交差点。
この交差点を左折する。約500m走ると・・・右手の丘に旧・上郷小学校のグランドが見えてくる(校舎はもう取り壊されました!)。学校跡のすぐ先の坂道が・・・高須町までの・・・道なのである(標識・清水平)。
細く曲がりくねった道を登って行く。「対向車が来たら、どうしよう?!」なんて考えながら走る・・・細い道。10分程車を走らせると、何やら神社が正面に見えてくる(氷川神社!?)。
坂道だが・・・車を止めてデジカメで撮影!辺りを見回すと・・・民家がある。「ここに、住んでいるのかな?」と、失礼な話だが素朴な疑問を抱いてしまった。ここで、「何してるんやの?」と、林の中から声がした。その声の方向を見るとおじさん3人が不思議そうに私を見ていた。(ここで車を止め・・・デジカメ撮影は・・・珍しいのだろう!しかし、私の方が逆に3人のおじさんに聞きたかった「何してたんですか・・・林の中で?」と)
近づいて来た一人のおじさんが「何かいい事でもあるんか?」と、私に聞いてきた。「こんにちは・・・ちょっと・・・高須町への道を撮りに」と、私が答えると「そうなんか!」と、頷くおじさん。
そこで「冬場ですが、この道の除雪はどうなんですか?」と、私が聞くと「除雪か?・・・ほりゃ、ちゃんと除雪はしてくれるよ・・・税金払ってるからの!」と、おじさん(ごもっとも!)。
おじさん達との会話もそこそこに再び車に乗った私。
さて、ここで道が分かれるのだが・・・当然、右折し、高須町方向となる。「こんな所にもお墓があるんだ!」と、感心しながら後は・・・・高須町までの一本道となる(対向車注意!道路横断中の蛇に注意!)。
この道は・・・確かに・・・市内からの近道なのだが、夜間の走行と冬期間は止めて頂きたい(マジで暗くて・・・怖いです!)。
「すべての道はローマへと・・・」と、大昔の大ローマ帝国時代に言われた言葉があったのだが、山里・高須町までの新しい道があると・・・何故かそんな言葉を思い出し、嬉しくなるものだ。
△男の酒のつまみ・・・175
キムチ&豆腐鍋!
簡単に出来る酒のつまみの鍋としてお勧めなのが、この豆腐入りキムチ鍋。豆腐一丁を四つ切にして水の張った小鍋に入れ煮る。お湯が沸いたところでキムチを好きな量だけ入れ・・・約2分。簡単・・・ホカホカです!勿論、豚肉やシラタキ・・・キノコ類を入れてもOK!
高須城日記Vのトップに戻る
【十月の二/可愛い命の・・・誕生!】10月2日(月)
「はぁ〜っ!(溜息です!)・・・何だかなぁ?!」と、寝付かれないままの朝を迎えた私。その原因は・・・昨日(日曜日)のスポーツ中継にあった。期待していた女子プロゴルフのメジャー戦・日本女子オープンで2連覇、そして国内戦(帰国後3試合)4連勝のかかった宮里藍が・・・少し太った(失礼!)韓国選手(張晶)に敗れ・・・3位となった。
今季、アメリカに渡り優勝はないものの、既に今季賞金ランキング40位以内を確定し、そのランキング条件の来期から2年間のシード権を確定した宮里藍。国内に戻り身体の不調がありながらさすがの2連勝と、一回りも二回りも大きくなったプレーを見せてくれた。
昨年まで無類の強さで賞金女王の地位を不動のものにしてきた、不動裕理選手(洒落ではないですよ!)も今季は外国での戦いもあり今一の状態となっている。
そして、鬼のいぬ間にと今年ダントツの強さを見せた大山志保選手(5勝)だが、宮里藍の帰国後には・・・その強さもどこかに行ってしまったようだ。「宮里選手が出場している試合で勝ちたい!」と、大山選手は意気込むのだが・・・残り国内戦数試合のツアーが益々面白くなってきた。
そして、誰もが優勝を信じ世界一となる事を疑わなかった競馬のディープインパクトが・・・まさかの・・・こちらも3位。競馬界世界最高峰の名誉あるレース、凱旋門賞(フランス・ロンシャン競馬場・2400m)での結果だ。
早くからフランス入りし、調教をしてきたディープには「今、世界で一番強い馬!」と、外国の騎手も競馬評論家もレース前にはインタビューで答えていた。天才ジョッキー武豊(たけ・ゆたか)と日本が送る最高のコンビだけに、そのレースへの日本国内の関心は競馬史上最高の日となっていた。フランスでは日本からのファンのためにと日本語で書いた馬券を用意するほどの熱の入れようとなっていた。
ゲートが開きディープは日本人の期待と夢を乗せてスタートした。レース中盤・・・いつもと違う位置どり。「ここで・・・いいの?」と、誰もが感じていただろう。そしてゴール前、ここからがディープの強さだ!と、信じていたその足が伸びない。勝つ時もあれば負ける時もある・・・それは判っていた。でも、ディープは違うと思っていた。世界一のレースで世界一の馬になるのはディープ・インパクトしかいない。日本の馬が世界一の名誉を勝ち取るには・・・来年、再び武&ディープの最高コンビでリベンジして欲しいと誰もが思うはずである。
長い歴史のこのフランス凱旋門賞は、フランス以外の外国馬が優勝したことは無いらしいのだ。だからこそ来年のディープに期待したい!(引退するなよ!あっ・・・高知のハルウララは、どうしてるんだろう?)
そんなこんなで不完全燃焼の日曜日を過ごし、食欲のないまま軽めの朝ごはんを食べた私、次男(小6)の登校を見送り・・・いざ仕事へ!と、言う時だった。何やら騒がしいハムスター2匹のゲージの中。
このハムスターだが、そうあの高須町の夏祭りの時、岬ちゃん(高須城小学校5年)のお宅で次男が貰ったハムスター。白は雄・・・茶が雌のいわゆる・・・夫婦?!である。8月15日以来、我が家の癒し系?!として毎日楽しませてくれる・・・可愛い仕草には、ついつい私も妻も次男も笑顔になっていく。
藤田家の一員となって45日、白(オス)よりもはるかに食欲旺盛の茶(メス)に「まさか・・・お腹に赤ちゃんが・・・?」と、家族中・・・期待と不安の毎日となっていたのだった。(数年前に対でハムスターを飼っていた経験があるのだが・・・その時は、一匹の死により・・・もう一匹も数ヶ月で死んでしまったのだ。)
ハムスターの妊娠期間も・・・当然・・・知らず、そこで一週間前だが、岬ちゃんのお母さんに電話で聞いてみたのだ。すると「それは・・・妊娠しているかもよ!」と、笑い声(何で笑い声?!)。
その電話から毎日・・毎日、私と妻そして次男がゲージの中を注意して見ていたのだった。あっ!このハムスター2匹の名前だが・・・茶色のメスが「チャコちゃん」で白のオスが「シロ」となった(妻が命名しました!)。
相変わらず・・・大柄で食欲旺盛のチャコはイジメなのかジャレているのか、シロの上に重たい身体を乗せて遊んでいる?!私の手のひらに乗せてみると、体重差はかなりある。
「ただの・・・デブかな?」と、次男が心配そうな顔でチャコのお腹を見ていたのだが・・・判らず断念!そんな毎日だった。
そして、話は戻り・・・次男が登校した後の8時過ぎ。妻がハムスターのゲージを覗くと「あっ!・・・生まれている」と、驚いた声でモーニング・コーヒーと洒落こんでいた私に報告してきた。「嘘!」と、私もゲージを覗き込んだ。
そこには生まれたばかりの4匹のハム・ジュニアがいた(小指半分ぐらいの大きさです!)。チャコはそのジュニア達の身体を順番に舐めている。「1・・2・・3・・4匹だね!」と、私が言うと「うん、4匹」と、妻も答えた。
動物の本能と言う言葉が適切なのかどうかは判らないが、チャコは母親としてジュニア達の育児をしている。「誰に教わったわけでもないのに・・・ちゃんと母親してる!」と、妻も私も感激していた。まだ、濃いピンク色のジュニア達、「可愛いなあ・・・直(次男)が下校してきたら喜ぶぞ!」と、その表情が目に浮かんでいた私だった。因みに、その時シロ(父親)は・・・離れた所で・・・食事中!でした。
お昼休み、自宅に昼食で戻った私は昼食の前にハムスターのゲージを覗いてみた。相変わらずシロはゲージの隅でお昼ね中?!そしてチャコはジュニア達をお腹の下に抱え込み・・・ミルクの時間なのか?!
私が「チャコ・・・頑張ったね!」と、ゲージの蓋を開くとそのチャコが私の所へゆっくりと近づいて来た(ゲージの中に餌はあるのだが・・・ついつい可愛いので、手で餌をやる癖を付けた為・・・蓋を開くと餌だ!と、近づいてくるのだ)。
ヒマワリの種を一つ・・・チャコの口に近づけた。だが、食べないチャコ。「お産の後は・・・食欲が無いのかな?」と、勝手な男の想像でいた私は、ジュニア達を見たのだった。
今までチャコのお腹の下でミルクの時間だったのか、ジュニア達は一かたまりになっている。生まれたばかりだが、その小さい手や足を小刻みに動かしている。まだ、目は閉じているが・・・離れた母親のチャコを捜しているかのようだ。
だが・・・この時・・・何か・・・不思議な・・・違和感を感じた私。改めてジュニアの数を数えてみたのだ。「1・・2・・3・・4・・5・・6・・7、嘘!・・7匹!」と、唖然とした私だった。
つまり、朝4匹の誕生を確認した私と妻だったのだが、その私たちが出かけた後チャコはもう3匹生んだのだった。
夕方、まだこの事を知らない次男が下校してきた。次男は私の顔を見るなり
「お父さん・・・何で笑っているの?」と、怪訝な顔。
「いや・・・別に!」と、私が言うと
「何か・・・あったの?」と、鋭い指摘の次男。
「おい、宿題と・・・」と、私が言いかけると
「予習・復習でしょう・・・で、・・・その前に手洗いとウガイね!」と、先に言われてしまった(毎日、同じ事を言ってるからね!)。それでも
「ハムに餌をやっておいてね!」と、私が頼むと
「うん!」と、返事の次男。次男はこの後、洗面台で手洗いとウガイを済ませ、トイレへに入る(いつものパターンだ!)。自分の部屋に入り、多くは無い宿題と予習・復習をやったのだろうか?!1時間後にはパソコンの前に座っていた(まだ気づいていない!)。そこで
「ハムちゃんに餌やったのか?」と、私が言うと
「あっ・・・忘れていた!」と、慌ててハムスターのゲージの前に行った次男。そして・・ここからが・・・大騒ぎの時間となったのだった。
何も先入観もなく餌をやりだした次男だったのだが、パソコンの事(オンラインゲーム)が頭にあるのか、チャコとシロに交互に餌をやっていた。そして1分程過ぎた頃だった。
「あっ!・・・生まれているよ・・・お父さん!」と、悲鳴のような声で叫んだ次男(声が大きい!)。
「やっと気づいたのか!」と、私が言うと
「お父さん、赤ちゃん生まれたの知ってたの?いつ生まれたの?」と、次男。
「お前が学校に行った後に生まれたんだよ」と、話すと
「何匹生まれたの?」と、ハムの赤ちゃんを数えだした次男だった。
「7匹も生まれたんだね、可愛いね!」と、すっかりパソコンの事も忘れ、ハムスターのゲージの前から動かない次男、チャコの母親ぶりに・・・唖然としていたのだった。
「あのお腹の中に7匹もいたなんて・・・凄いね!」と、チャコの頭を撫でる次男(いい勉強になったね!)。
この後、妻も帰宅し・・・やはりゲージの前から動かない(お〜い!夕飯は?)。私はハムの赤ちゃんが生まれた事を岬ちゃんのお母さんに電話で報告したのだが、ここで驚くハムスターの生態を聞く事になったのだ。
まず、赤ちゃんには触ってはならない事だった。ハムの嗅覚は鋭く・・・赤ちゃんに人間の匂いがすれば、子どもと言えども噛み殺す事があるらしいのだ。また、オスとメスとを離さなければならないらしいのだ。メスは出産後、赤ちゃんに専念するため近くにオスがいればストレスがたまり喧嘩となるらしいのだ。
この他にも岬ちゃんのお母さんから注意点を聞き、その事を妻と次男に話した私。
この1時間後、我が家にもう一つの・・・少し大きいハムスターのお家が運ばれて来た(妻と次男で買いに行った!)。
しかし、その大きなハムスターのケージにはシロが一匹で寂しく移住し、チャコと7匹の赤ちゃんは今までのケージで子育て中!(赤ちゃんが歩きだす2週間後には入れ替え予定!)
ところでこのハムスターだが、我が家の癒し系として奮闘中なのだが・・・岬ちゃんのお母さんによると「あっ・・・と言う間に・・・増えるよ!」との事。そこで、明日から次男は順化小学校で「家に・・・可愛いい、ハムスターいるよ!」と、PR作戦を開始することにしたのだ。さて、今後のハムスター親子はどんな事になるのか・・・お楽しみに!
△男の酒のつまみ・・・176
豚玉とんかつ!
とんかつ用ロース豚肉を厚さ2センチに切り、同じ幅で玉ネギも切る(同じ大きさが良い!)。長串で豚肉と玉ネギをさし・・・豚肉には軽く塩・胡椒。小麦粉・卵・パン粉の順で低温から油で揚げる。表面に少し色が付いたら・・・そっと裏返し・・・コンガリきつね色が食べごろです。
高須城日記Vのトップに戻る
【十月の三/高須町に秋風が・・・!】10月7日(土)
朝夕になるとめっきり肌寒く感じられるようになってきた。朝になるとテレビの天気予報で一日の気温を確かめ、その日の服装を決めている。厚着か?薄着か?・・・少し悩みながらも・・・コーディネートの時間が長くなる秋の朝だ。
サラリーマンは春・秋用のスーツを着て、OL達は薄手の装い・・・だが、足元は何故かブーツとなっている。男子高校生は学生服で・・・女子高校生は朝夕と昼中の気温差を考えてか薄めのカーディガンを着て登校する。それでも素足で制服なのに・・・ミニ・スカート状態!(アリガトウ!?)
次男たち小学生は半分が半ズボンで残りが長ズボン、だが上着は薄目のジーンズ素材のジャケットを羽織っている。そんな福井駅前の秋の朝の光景だ。
先週の事だが、いつも高須町の棚田でお世話になっている福井市役所農政企画課の美人の藤田さんからお電話を頂いた。勿論・・・内容は・・・個人的な事・・・では無く高須町の事。ある資料(写真)が私の元にないかと藤田さんから確認の内容だった。珍しく忙しい時間だったのだが、そこは女性に弱い・・・いや、美人に弱い私(何を考えている!)。
仕事も投げ出し、パソコンのスイッチをオンにした。高須町過去3年間のデータ(そんな・・・大げさな!)から該当する資料を探すのだが、こんな時に限って・・・ご要望の資料は無く・・・それでも1部をCDにコピーし、農政企画課まで届ける事にした私だった。
「ご足労願うのも何ですから、メールで送って下さい!」と、藤田さんから言われた私だったが「いや、そちらに伺います!」と、何か魂胆がみえみえの私(何を企んでいる!?)。
わざわざ・・・と、思われるでしょうが、私の店から市役所までは徒歩3分弱(近いのです!)。「僕も行く!」と、下校してきた次男を連れて、市役所正面玄関受付の女性に軽く「ご苦労様です!」と・・・いつもの挨拶!ホールを抜け・・・エレベーターを利用する。
考えてみれば、これで農政企画課に行くのは5回目なのだが、それは高須町の棚田オーナーになってからの話。市役所に用事があると言えば、市民課・管財課・学校教育課などが公私的に昔から良くお邪魔していた所だった。
省エネを考えてだろうか少し薄暗い廊下・・・農政企画課の方向を見ると、昨年まで高須町(棚田オーナー)の担当だった本多さんがおられた(本多さんには、今年も高須町はお世話になっていますよ!)。
「ちわ〜す!」と、私(大人なんだからまともな挨拶しろ!)。暗い廊下から現れた私に
「・・・・あっ!藤田さん」と、気づいた本多さん
「今日は・・・どうされたんですか?」と、笑顔で応対してくれた。
「いや・・・高須町の資料の件で、藤田さんに・・・」と、私が話すと
「わざわざ・・・すいません!こちらが伺うのに・・・」と、本多さん。そこで・・・・
「いやぁ〜藤田さんが、持って来いと命令するから!」(笑)
「そうですか!」(笑)
「私・・・そんな事、言っていません!」(怒!)
「早く持って来ないと、藤田さん怖いですから!」(笑)
「そんなぁ〜」・・・・と、三人で冗談合戦となった(忙しい職場で・・・すいません!でも・・・まあ、いいか!)。
同じ藤田同士で・・・中々・・・言いにくいのだが、持参したCDを藤田さんに渡すと、藤田さんはパソコン内に移す作業となった。本多さんと私は、高須町の事や世間話となっていたのだが・・・次男がカウンターの上に置いてある農政企画課関連のパンフを夢中で読んでいる(関心あるのか・・ないのか?!)。
何種類もあるそのパンフだが、紹介すると・・・・
〇健康長寿の里ふくいの元気な農林水産業を支援します《社団法人・ふくい農林水産支援センター》
〇中山間地域等直接支払制度を活用した元気な集落づくり《福井県農林水産部》
〇いきいきファーマー・あなたも認定農業者《全国農業会議所》
〇あなたの生産組織を応援します《福井県生産組織高度化支援センター》
〇地域の農業・農地を担う経営体の育成のために!活用しよう!特定農業法人制度《市町村・農業委員会・農業会議》
〇平成18年度・農林水産研修のご案内《社団法人・ふくい農林水産支援センター》
〇あなたのチャレンジ応援します〜農山漁村の男女共同参画社会の形成をめざして〜《農林水産省経営局女性・就農課》
農政企画課の仕事内容については、昨年11月「あぜ道インタビュー」で課長の舟木正芳氏にお聞きした事あり、改めて説明もないのだが、やはり関連となる仕事を含めると幅広いものとなるのだ(ご苦労様です!)。
※農政企画課のホームページ(http://www.city.fukui.lg.jp/d320/nousei/index.html)もご覧下さい。
藤田さんから?!藤田さんへ?!(何か妙な感じ!)の用事も終わり・・・そして、次男が見ていたパンフ7件もどういう訳か頂き、農政企画課を後にした私と次男。
ここで1階の受付に行ったのだった(これが本来の目的だったのです!)。数日前の新聞紙面に福井(291)の景観再発見と見出しに書いてあり、福井の誇れる景観を守り育てるために、市内の眺望できる美しい所を291箇所募集するという内容の記事があったのだ。私は「じゃ・・・高須山からの景色も是非・・・応募しなくては!」と、応募用紙をこの福井市役所の受付に取りに来たかったのだ。「また勝手な事をして!」と、植木御大にお叱りを受けそうだが・・・・まあ・・・応募してからの・・・・事後報告となりそうだ。
福井の景観(風景・夜景)を291点(箇所)選ぶ今回のこの「福井の景観再発見」だが・・・おそらく多くの地域(箇所)が応募してくるだろう。291の中に選ばれる・選ばれない・・・と、大騒ぎする事もない話だが、やはり私としては高須山からの景色を推薦したいものである。写真数点とコメントとを事務局に送り、12月最終審査となるそうなのだが・・・・まあ、宝くじ!みたいな感じで、楽しみに待つ事にしよう(ん?!・・・何か昨年もこの時期にこんな事をしていた気がするのだが・・・・?あっ!コシヒカリ大賞だ)。
でも・・・まだ応募はこれからの話で、高須山からの写真は田中先生に選定してもらいコメントは・・・私の担当となる。
まあ、この「福井(291)の景観再発見」の結果は、年末にお知らせします(お楽しみに!)。
さて本日の夕方の話だが、先月に高須城小学校教頭として赴任された藤川先生とお話する機会があった。私と田中先生と三人で片町付近での話だが・・・つまり・・・飲み会だ!
光君(6年)そして岬ちゃん(5年)二人の新担任として公私共にお忙しい藤川先生。「飲もう!」の私の誘いに1年先輩の私(順化小・明道中)に・・・当然断る事も出来ずに「はい!」と、なったのだった(藤川先生・・・ごめんね!)。
その藤川教頭先生なのだが、着任以来高須城小学校のホームページ(H・P)の内容の素晴らしさに感動されていたのだったのだが、実はこの高須城小学校のH・P・・・ここ数年、更新されていないようで、「これは・・・いけない!」と、H・Pの更新&整備に取り掛かろうとしたのだった。ところが、高須町のインターネット回線はひどいもので、データの転送にかなり時間がかかる(そうなんです!)。
そこで藤川先生は高須城小学校の近況「元気な学校!」をブログでお知らせする事にしたのだった(さすが!)。学校の給食やこども達の課外授業、そして高須町の景色・・・そんな日々をパソコンや携帯電話からでも見ることが出来るようにと、こまめに更新している藤川先生だった。※藤川先生のブログはこちらをご覧下さい(http://t-jou-e.cocolog-nifty.com/blog/)。
こんな話を藤川先生からお聞きした私と田中先生、「それは、素晴らしいですよ!」と、私が言うと、先生たちの間で「パソコンで有名な田中先生!」と、かねてより言われている田中先生の目がキラリと光ったのだった(何か・・・考えている目だ!負けず嫌いの田中先生)。
三人はお酒を飲みながら、高須町の事や学校現場(教育)の事・・・そして何故か国防の事(北朝鮮の不穏な動き)など話しながら、楽しいひと時となっていたのだった。
飲み会も終わり、それぞれが帰路についた。田中先生は旧・清水町まで・・・当然・・・代行運転での帰宅。藤川先生と私は地元・順化地区で・・・徒歩での帰宅となった。
ほろ酔いで歩く片町、昔の賑わいも懐かしく感じる私だがこんな地元も大好きで、通りに並ぶお店一軒一軒の歴史を感じながら歩いていた。「あれっ・・・こんなお店・・いつ出来たの?!」「この店も・・・古いね!」なんて、独り言。
片町から呉服町・・・何故か・・・九十九(つくも)橋に行って見たくなった私。春にはこの橋から眺める足羽川堤防の桜回廊が綺麗でよく散歩をする私。今はもう秋、誰もいない・・・橋(トアエモアか!)。酔い覚ましにと橋の中央部に行くと、そこには心地良い秋風が吹いていた。
「藤川先生、もうお宅に着いたかな?田中先生、まだ車の中だろうなあ?!」なんて考えながら、高須町が縁での三人を「不思議なもんだ!」と笑っていたのだった。
秋風は確実に涼しさを増して行く。だが、高須町にはまだまだ何か熱い風が吹いている。FBCの川島秀成アナウンサー・・・藤川教頭先生と、高須町に新しい風を運んでくれる。
あっ!そうそう、トアエモアで思い出したのだが、皆さんに嬉しいお知らせが・・・・。八月の高須町の夏祭りでコンサートしてくれた女性グループ《ナナ・イロ》だが、あのフジテレビ「めざうたコンペ」で