記録型DVD選びの基礎知識(1)

<CD−R・CD−RWのこと>

 今、買おうかどうか悩んでいるのは、記録型DVDである。記録できる円盤型メデイアと言えば、皆さんが普段よく見る音楽を記録した円盤、CDやCD−R・RWが有名である。

 

 しかし、CD−RやCD−RWは、記録できる容量が650MBから多くても720MBであり、ちょっと中途半端な容量で、もう少し欲しいという気になるものである。

 特に、最近、家庭でも画質の良いデジタルビデオカメラが普及するようになって、ビデオカメラで撮った映像を保管しやすい円盤形のメデイア(記録媒体)に保存したいということになると、CD−RやCD−RWの様な容量の小さいものに録画するには、画質の程度を下げてMpeg1という形式にするしかない。

 

<Mpeg1とは>

 Mpeg1とは、Moving Picture Expert Group Phase1 のことで、画像や音声を高率で圧縮し小さなデータにする方法である。この方法でデジタルビデオ画像を圧縮すると、VHSビデオテープの標準画像程度の画質になる。

 

 それをテレビにつないで再生してみると352×240ドット、パソコンで再生してみると320×240ドットの画面の大きさになる。我が町の情報端末タッチパネルは800×600ドットなので、表示できる能力の小ささが分かるであろう。

 

 なお、Mpeg1では、1分間の録画だと10MB消費するので、CD−Rには60分程度記録できることになる。

 私も、娘夫婦がデジタルビデオカメラで撮った孫の画像を、Mpeg1形式でパソコンに取り込み、CD−Rに焼いて時折見ている。それでも結構良い物だが、やっぱりもっと良い画質で見たいという気持ちになる。そうなると、DVDと言うことになる。

 

<DVDのこと>

 DVDは、4.7GBの記録容量がある。1GB は1,073,741,824バイトで、1MBは1,048,576バイトなので、DVDメデイアの記録容量は約50億バイト(5,046,586,572バイト)で、CD−R・RWは7億バイト(681,574,400バイト)ということになる。と言うことは、DVDメデイアはCDメデイアの7.4倍もの記録容量があるのである。

 

 そこで、下に書いた高画質の圧縮方法Mpeg2の画像でも、DVDメデイアなら多量の情報を記録出来るということで、市販の映画もDVDに焼いて売られているのである。

 

<Mpeg2>

 デジタル画像の標準圧縮方法となっている方法で、S−VHS程度の画質になる。なお、VHSは水平解像度が240本でS−VHSは400本なので、Mpeg1よりMpeg2の方が画質が高くなるのが分かるであろう。

 

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