スター SR550
SSB受信機としてダブルコンバーションによる高感度、定電圧放電管による安定度、
バンドパスフィルターでの高選択度が図られている。上級機であるSR600の姉妹機で
定価は39000円であった。
不動品ということで入手した。
高周波増幅管の入力回路の抵抗の断線を交換で
音は出るようになった。ハム音がひどいので
電源回路を点検したが、特に異常なく原因は
検波管の不良であった。
検波管6EA8を交換し動作良好である。
SR550カタログ
これはシャーシはアルミであるが、鉄のものもある。
スターの鉄シャーシはよく錆びたものが見受けられる。

IFTの廻りにIFT追加用のものであろうか取付け穴が
開けられている。
このバンドパスフィルターはSR600、SR700Aにも
使用されている。
第一中間周波数は1650KHz、第二中間周波数は
55KHzとしている。
所々意味不明な穴が
開けられており試作機
のような感じがする。
シャーシ固定用バーをはずさ
ないとコイルのコアーが
回せない。
スプレッダー用バリコンはメインバリコンの上に取り付け
られている。機械的に不安定になる要因であろう。
7MHzは感度・選択度とも良好で快適に受信できる。気になるのはダイアルのバックラッシュと
周波数の安定度である。
ダイアルを糸かけからメカニカルダイアルに第一局発を水晶発振回路とすればこれらは解決できる
と思われる。
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