トピックス #53 「御祓(みそぎ)石?」

 隣町T町のU地区を走っていたときのこと、道ばたに大きな大きな石を見付けた。恐らく、10t(トン)ほどの重さがあるのではないかと思った。
 吃驚(びっくり)して同乗していた人に聞いたところ、
「道路の工事をした土木工事会社の作業員がこの石を動かしたところ、その会社の社長が病気になって入院したという謂(い)われのある石なんや。」
との話を紹介してくれた。
 そういう謂われが生まれそうなほど、大きさと言い風格と言い、充分な存在感のある石であった。

 そう言えば我が町でも、河川工事をしていた土建会社のユンボー(シャベルカー)が、「主(ぬし)と違うか?」と言うほど大きなウナギを傷つけたことがあって、その後直ぐに病気になったことがあったと聞いている。

 この二つの話だが、ちょうど病気になる時期が来ていたのか、それとも祟(たた)りなのか、なかなか意味深い話ではあるよね。