パソコン学習室#08 MP3音楽ファイル(2)
普通の音楽CDファイルをmp3に変換する方法を纏めておく。
<大まかな流れ>
大まかな流れは、「音楽ファイルCDAファイル」→「waveファイルに変換」→「mp3ファイルに変換」と言うことになる。最近では、「音楽ファイルCDA」→「mp3ファイルに変換」という一発変換できるソフトも出ているが、使ったことがないので音質の程は分からないし、恐らく有料ソフトであろう。
もう少し詳しく書いてみよう。
<第一段階 CDA→wave>
必要なのは、パソコンとCD−ROMドライブとリッパー(リッピングソフトウェア)と呼ばれるソフト。
「リッピング」というのは、音楽CDのファイル(曲)をパソコンで扱えるwaveファイルに変換すること。CDAファイルもwaveファイルもデジタル化されたデータなので、基本的には音質が劣化することはない。
私が使っているCD−R用のソフトである「B’S−Gold」では、「メデイア」というメニューの「キャプチャー」というコマンドを使う。 勿論、無料のオンラインソフトも色々あるので、自分の好みの物を使えばいい。
例えば、10曲入っている音楽CDの全曲をリッピングしたいのなら、全曲にチェックを付け、基本となるファイル名(例えばchemiなど)を付けると、1曲目は「chemi001」2曲目は「vhemi002」等のように自動で名前を付けてくれる。
後はパソコンに任せておくと、ちゃんとweveファイルにしてくれるのである。
前にも書いたが、waveファイルにしても、元のCDAファイルと変わらない大きさである。
<第二段階 wave→mp3>
次の作業で必要なのは、「エンコーダ」というソフト。「エンコード」という意味は、ある約束に従って、データを符号化したり圧縮したりすることである。反対に、符号化されたり圧縮されたりしているファイルを元に戻すのは、「デコード」と言う。レコードではないので間違えないように。
このソフトは、フリーソフトとしてもかなりの数が出ているので、お金を出して製品版を買わなくても良い。勿論、製品版はお金を取るだけあって、優れた物が多いが。
ソフトの設定の仕方で、圧縮率の低い(サイズが大きくなる)音質重視や、圧縮率が高い(サイズが小さくなる)音質は劣化が選べる。
ここで、waveファイルをmp3ファイルに変換すると、サイズが1/10以下になる。音質も悪くない。凄い。
<第三段階 聴く>
mp3音楽データを演奏させるには、ウィンドウズならパソコンに始めからインストールされているの「メデイアプレーヤー」を使ったり、フリーソフトのプレーヤーなどを使うと良い。とても優れたソフトが無料で使える。
持ち運びしたかったら、市販のmp3プレーヤーを買うこと。これは只では手に入らない。(笑)