「新・常用漢字表」

 以前にも書いたような気がするのだが・・・。

「常用漢字」とは、
・文部科学省文化審議会国語分科会が、
・日本人が日常の生活で必要とする漢字1,945を定めたもので、
・新聞などでも使われる漢字の基本中の基本となるもの。
である。


 ところが、
・常用漢字と言いながら、
・「頃(ころ)」「誰(だれ)」など、普通に使われている漢字が入ってなかったり、
・「私」の訓読みとして、「わたくし」は有ったけど「わたし」が無かったり、
した為に、この度、漢字表の見直しをすることになったそうな。


 その結果だが、
・上に挙げた「頃」「誰」や、「俺(おれ)」などが入り、
・公共性の高い都道府県名に用いられている漢字
 「阪」「鹿」「奈」「岡」「熊」「梨」「阜」「埼」「茨」「栃」「媛」
 も常用漢字に入れることにし、
・「要」に「かなめ」の読みを追加し、
・部首では、
 「しんにゅう」は、今まで、点が1つだけの「しんにゅう」にまとめていたが、
 今回は2点の「遡(そ)」「遜(そん)」「謎(なぞ)」の3字が加わり、
 「しょくへん」も「飮」と「飲」の漢字のように、2種類になるそうだし、
・「銑(せん)」「錘(すい)」「勺(しゃく)」「匁(もんめ)」「脹(ちょう)」
 の5字は殆ど使われない為に外し、
・その結果、新常用漢字表は2,131字になる。
のだそうな。


 なお、この新常用漢字表は、今後、
・3月に文化庁のホームページなどで公開し、
・国民から意見を募り、
・2010年秋に内閣が新漢字表を告示する
予定だそうな。