WORLD MUSIC

ハワイ〜ウクレレ

 

ウクレレについて

今から120年ほど前のハワイは世界各国からの移民があいつぎ、中でもポルトガルからの移民がその多くをしめていました。

1879年「ブラギーニア」という4本弦の楽器がハワイに持ち込まれ、それがウクレレの原型と言われています。その後、ハワイにしかないコアと言う木材を用いることで、独特の音色も持ちました。

その「ブラギーニア」がウクレレと呼ばれるようになった理由は諸説あり、ウクレレはハワイの言葉で、蚤が跳ねると言う意味です。

長い旅を終えたポルトガルからの移民たちは、その喜びのあまり夜毎浜辺で宴を繰り広げ、彼らの手には「ブラギーニア」があり、楽器を奏でる指や手の動がまるで蚤が跳ねているような印象を受け手ウクレレと呼ぶ説もあります。

ウクレレの素材

ウクレレの素材は「コア」の木で、ハワイにしかありません。コアはマメ科の植物で、コアアカシア、ハワイアンマホガニーとも呼ばれています。丈夫な素材のため、カヌー等に使われていました。これと同時に、民族の信仰の対象でもあり、コアの原産地には神が宿っているともされ、伐採時には華々しい儀式が行われた時代もありました。

ウクレレの基本

ウクレレは基本的には、弦は4本で、調弦は4弦(横にしたとき1番上の弦)からソ・ド・ミ・ラとなります。他にも6弦、8弦のものや、サイズの大きいバリトンウクレレ等もあります。

 

左側はスタンダードタイプで、最も良く目にする形で、どこでも持ち運へる手軽さはウクレレの魅力でもあり、すぐに演奏ができると言う点です。

右側はパイナップル型と呼ばれるもので、スタンダードタイプよりも柔らかめの音がします。

 

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