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小浜医師会 会長 西尾 宏之

  小浜医師会ホームページにようこそ!

  令和6年5月30日、小浜医師会定時総会において小浜医師会会長を拝命しました。経験不十分の身ではありますが、理事・顧問の先生方、会員の皆さまのご協力をいただき、一生懸命取り組んでいく所存です。

 
さて、小浜医師会は昭和22年11月20日に小浜町医師会として設立され、市政施行後、小浜市医師会となりました。平成18年度に大飯郡医師会と合併し、現在の「小浜医師会」という名称に改められました。

 当医師会員は、小浜市、おおい町、高浜町、若狭町(旧上中町圏内)内の病院・診療所の医師で構成され、敦賀市医師会・三方郡医師会とともに若狭地方の地域医療を支える活動を行なっています。

 特定健診・住民健診・乳幼児健診・各種がん検診など健診業務、インフルエンザ・肺炎球菌など各種予防接種、学校医・園医、休日当番医、介護保険認定審査会委員、原子力防災訓練への参加、若狭マラソンなどスポーツ大会での救護班など、様々な分野で地域医療、介護・福祉等の充実に努めております。さらには若狭高等看護学院での講師、各地区・団体の集会等での講演・健康相談など、各会員が教育・啓蒙活動を行っています。

 全世界を震撼させた新型コロナウイルス感染症に対しては、各医療機関協力して、ワクチンの個別・集団接種、発熱外来設置、病院では重症者の入院治療など、できる限りの対応を行ないました。ようやく終息を迎えた今、改めて今後の新興感染症を踏まえた感染対策の確立が必要となります。

 これからの問題としては、いわゆる2040年問題と言われる超少子高齢化社会がもたらす種々の問題に対応するための新たな地域包括ケアシステムの確立。地域医療構想の名の下で進められている病院の機能分化と病診連携および在宅医療の推進。医師の偏在に加えて「医師の働き方改革」により深刻化を増す地方での医師不足への対応。国が進める医療DX推進を通じたサービスの効率化や質の向上への取り組み。直近の問題としては、2024年12月に紙の保険証が廃止となる際に予想される混乱への対応。

 このように克服すべき課題は山積しておりますが、地域の皆様により良い医療を継続してお届けできるように、医師会として努力していきたいと思います。

 なお、このホームページは、医師会員はもとより、広く一般住民の方々にも情報を提供しております。「かかりつけ医マップ」などを利用して医療機関を受診する際などに活用していただければ幸いです。
 
令和6 年6月