2007Fomula One Grand Prix
Rd.14 ING Belgian GP
Pos. |
Driver |
Q2 to Q3 Time Lag |
Laps |
Q3 Laps |
Total(Laps) |
Expectations |
Result |
1 |
K.Raikkonen |
0.924sec |
7 |
9 |
16 |
16 |
15 |
2 |
F.Massa |
0.838sec |
6 |
9 |
15 |
14 |
16 |
3 |
F.Alonso |
0.649sec |
5 |
9 |
14 |
15 |
15 |
4 |
L.Hamilton |
1.274sec |
9 |
9 |
18 |
17 |
16 |
5 |
R.Kubica(*) |
1.111sec |
8 |
9 |
17 |
17 |
15 |
6 |
N.Rosberg |
0.865sec |
6 |
9 |
15 |
15 |
14 |
7 |
N.Heidfeld |
1.415sec |
10 |
9 |
19 |
18 |
18 |
8 |
M.Webber |
1.089sec |
8 |
9 |
17 |
17 |
14 |
9 |
J.Trulli |
1.318sec |
10 |
9 |
19 |
18 |
14 |
10 |
H.Kovalainen |
2.265sec |
17 |
9 |
26 |
17 |
22 |
(*予選前にエンジンを交換したため、決勝では10グリッド降格となります。)
<Materials>
Circut Data↓
Fuel Effect |
Fuel Comsumption |
一周の距離 |
周回数 |
0.027sec/kg |
4.89kg/lap |
7.004km |
44laps |
スティントの目安↓
1Stop |
2Stops |
3Stops |
22laps |
15laps |
11laps |
<考察>
2年ぶりのベルギーGP。一昨年はスパ・ウェザーの中、MP4-20を駆るK.Raikkonenが優勝。
三年前も当時チャンピオンのM.Schumacherをねじ伏せ、優勝しています。
その流れで三度連続の頂点へ向けポールからスタートします。
今回の燃料予想ですが、久々にフェラーリが燃料を積まずにQ2をしてくれたおかげで予想がしやすくなりました。
主にS1,S3が高速セクターでS2はテクニカルセクターとなっています。そのためS2のタイムが最も燃料に反映されやすいという特徴を持っています。
S2・最速とQ3の比較
Driver |
FastestTime |
Q3Time |
Gap |
K.Raikkonen |
45.875sec |
46.6sec |
0.725sec |
F.Massa |
46.015sec |
46.3sec |
0.285sec |
F.Alonso |
45.732sec |
46.4sec |
0.668sec |
L.Hamilton |
45.724sec |
46.7sec |
0.976sec |
これを見てもらえばわかりますがこのことからもF.Massaが最も軽そうな気配を感じさせます。
(F.Alonsoよりも重いのにもかかわらずポールをとったK.Raikkonenにはただただ驚愕ですがw)
このサーキットはFuel Effectが非常に大きく、またラバーも乗りにくいサーキットですので1Stopを行うメリットはほとんどありません。
なのでH.Kovalainenの周回数は大きく減らしてあります。
この予想が正しく、何事もなく決勝が行われるとしたら、勝者は間違いなくK.Raikkonenでしょう。
彼から見ればチャンピオンシップはもはや風前の灯。
このレースから反撃ののろしを上げて、マクラーレンの二台に何か起こることを祈るしかありません。
<結果&レースレポート>
ライコネンが見事トップでフィニッシュ。
見事ベルギーGPを三連覇。
まさに、ミハエルに代わる「スパ・マイスター」でしょう。
マッサがこれに続く二番手。
フェラーリはこれでトルコGP以来,今シーズン二回目の1-2フィニッシュとなりました。
フェラーリはマッサのほうが重かったので意外でした。
ライコネンはQ3にてもう少しS2を速く走れたようです。ある意味びっくりw
三番手がアロンソ、四番手がハミルトンでアロンソが1ポイント縮めました。差はあと二ポイントとなっています。
ハミルトンは終盤にオーバーランするようなミスがありましたが、やはりプレッシャーがかかっているのでしょうか?
続いて5番手はもはや常連のハイドフェルド。
6番手に6戦連続ポイントとなったロズベルグ、これでチームメイトをランキングで逆転しました。
ここ最近のロズベルグはしっかり着実な走りをして見せてくれています。
とんで8番手,9番手は非常に面白いバトルを見せてくれました。
重く、BMWに比べ若干劣る車で見事クビカを抑えきったコヴァライネン。フィジケラも今シーズンまでか。
正直自分はコヴァライネンがここまで重いとは思わなかった。。。
日本勢は相変わらず。
ホンダやラルフは1Stopに賭けましたがなかなかうまくはいきません。トゥルーリはスタートで大きく出遅れ。
未だにスタートが改善できていないようです。。。
スーパーアグリもスーティルに完全に押さえ込まれてしまった模様。
いい材料といえば琢磨が本家・バトンをオーバーテイクしたことでしょうか?(燃料差もあったため一概には言えないが)
次戦は日本GP。数十年ぶりのFSWでチャンピオンシップを賭けた熾烈な争いが再び幕を開けます。
ライコネンはベルギーの再来。
アロンソはハミルトンの前で。
ハミルトンはアロンソの前で。
それぞれの思いが交錯する中、二週間後、チャンピオンシップはどう動くのでしょうか?
Retuen