ヨセは注力の争いです。
こまかく神経を使い、どんな小さな得失でも見逃さないようにします。
たいへんくたびれる作業ですが、めんどうだと云って大ざっぱな打ち方をしていいては、
勝てるわけもなく、上達ものぞめません。
勝利とは、苦しみの中からつかみ取るものなのです。
1図
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[ 1図の解説
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❶ 、❸
とハネツギ、C となりました。 |
2図
A と打ち欠き、❸
、C でなくてはなりません。
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3図
A に ❸
と出るなど無謀です。
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4図
白からどうヨセるか、、、、
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5図
しかし実戦では、読者のうちの半分が、 黒A
と1目作るのと権利は互角で、
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6図
正着は ➀ 、 ❷
です。
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7図
これも同様に ➀
とヨセるところ。
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8図
隅をどう打つか。
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9図
黒から打つには、❶
の跳びが手筋。
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10図 ❶ とアテて A と取らせるのは先手であっても 無神経です。 次に黒が下がるのは後手だから、黒は手を抜きます。 すると、 C から ➒ まで、白の先手ヨセが残る。 前図に比べ、「理由のない2目損」 になります。
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11図
白から打つには ➀
のコスミが手筋。
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