3月−4月の卒業式−入学式のシーズンになると、必ず出てくるのが「国歌・国旗問題」ですが、ある中学校ではすごいことが起きました。


産経新聞3月27日より

  大阪府門真市の市立第三中学校で今月13日に行われた卒業式で、約170人の卒業生のうち男子生徒1人を除く全員が、国歌斉唱時に起立せず、その多くが斉唱もしなかったことが26日、分かった。
  式に出席していた3年の担任、副担任計11人のうち9人も起立せずに斉唱もしなかったという。学校側は事前に教員が卒業生に不起立を促した可能性があるとみて担任らから事情を聴いており、事態を重くみた府教育委員会も調査に乗り出した。
  第三中や式に出席した関係者によると、式は卒業生や保護者らが起立して始まり、教頭の「開会の言葉」に続いて国歌斉唱が行われた。しかし、「国歌斉唱」とアナウンスされたとたん、それまで起立していた生徒たちは次々と座り始め、最終的に起立したまま斉唱したのは男子生徒1人だけだった。着席した生徒の大半は斉唱した様子がなかったという。  式には、3年生を受け持つ担任5人、副担任6人も出席していたが、生徒たちと同様に相次いで着席し、起立していたのは副担任2人だけだったという。  
 式の後、一部保護者から事態を問題視する声が寄せられ、学校側は市教委に報告。さらに教員らが生徒に不起立を命じたり促したりしなかったかどうか、担任らから事情を聴いている。府教委によると、学校の調査に対し一部の教員は「生徒に国歌の意義について説明し、『式で歌うかどうかは自分で判断しなさい』と指導した」と話しているという。  瀬戸和夫校長は産経新聞の取材に対し、「事前に不起立を指導していたのであれば、生徒の内心の自由を侵す行為で明らかに行き過ぎた指導。ただ、現在のところそうした指導があったという事実は確認されていない」と説明。教員の不起立に関しては「学習指導要領に従って起立するよう指導はしていたが、結果としてこうなってしまった」と話している。
 府教委小中学校課は教員が全卒業生に不起立を促していた可能性が高いとみており、「非常に大きな問題で、偏向教育ととられても仕方がない。教員の不起立についても経緯をくわしく調べ、厳正に対処したい」としている。
   (※下線部、松村)




ちなみに、この場面をとらえたのが右の写真です。おそらく携帯でとったものでしょう。本当にひとりだけ立って歌ってますね。



何というか、すごいですね。ひとりだけ立って歌ったこの生徒。

「国歌斉唱」のはずが、「国歌独唱」になってるし。
なかなか無いですよ、そんな機会。式典で国歌を独唱できるなんて。




彼の立場は複雑です。

というのも、昔から「反・君が代=反・権力」という図式がありました。「君が代、軍国主義の歌なのだ」「国は君が代を強制している」という日教組の論法はこの図式の中においてこそ輝きます。

ならば、ひとりだけ立って国歌を独唱した彼は、「権力に寄り添う立場」「権力の犬」なのでしょうか?

違いますね。教師の指導の下に「一斉に座った生徒たち」の中でひとり立っている彼こそが「反・権力」、すなわち「反骨」なのです。生徒の自主性に任せたなどと言っていますが、事前に指導があったことは別報道でも明らかになっています。クラスの中で担任教師が「明日は座りなさい」と強要する中で、ひとり立っていた彼こそ「反骨」の名にふさわしい。

ならば、ここにおいて「権力者」とは誰か。国でもなければ教育委員会でもありません。教師こそが権力者なのです。教育学には「学級王国」という言葉があります。外界から閉ざされた学級という空間においては、教師が王様です。教師の思うとおりに子供たちを教え込むことは十分に可能です。それを戒めるために「学級王国」という言葉があるのですが、この門真市立第三中学では文字通りの「学級王国」が存在したのです。


関西から勝山にお嫁に来られた方とお話をする機会があったのですが、彼女は勝山の学校では式典がしっかりと遂行されていることに感動していました。私たちにとっては当たり前のことなんですが・・・・


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