男 子
1st set  第1セット、工大福井がエース籔内を中心に攻撃を組み立て得点を重ねる。対する北陸は、緊張からか攻撃のリズムが作れずいたが、終盤にかけて徐々に調子を取り戻す。デュースまでもつれたものの、要所で主導権を握ったのは工大福井であり、夛田のスパイクによりこのセットを先取した。
2nd set  第2セット、北陸のセッター赤川のスパイクレシーブ、神谷のブロックが工大福井の攻撃をはじき返し序盤から5点のリードを奪う。流れを変えたい工大福井は、ピンチサーバーを起用し逆転の機会をうかがうも北陸のスピーディーな攻撃が効果的に決まりセットカウントを1−1とした。
3rd set  第3セット、序盤から気迫のこもったラリーが続く中、北陸のエース水島が得点を重ねていく。工大福井西田監督は中盤にセッターを福島から利内に変更し、ピンチサーバー寺西を起用するなど変化をもたらすも、北陸が3セット目を連取した。
4th set  第4セット、工大福井・籔内と北陸・水島、両エースの打ち合いを始め、死力を尽くしたラリーが続く。両チーム総力戦となる中で試合を決めたのは北陸・水島のバックアタックで、猛追する工大福井を退け10年ぶり6度目の春の高校バレーの出場権を手にした。
文:猪野 翔太 
女 子  
1st set  第1セット序盤、工大福井若泉、山下のスパイク、仁愛女子セッター宮地の的を絞らせないトス回しでお互い譲らない展開となる。中盤、工大福井の1年生セッター佐藤のサーブや、山下、勝森のセンターからのクイックでリードする。仁愛女子はブロックとレシーブで粘りを見せ、再びシーソーゲームとなるが、最後は若泉のスパイクで突き放し第1セットを先取する。
2nd set  第2セット序盤、お互いのミスが多く並んだまま中盤を迎える。工大福井は若泉、1年生レフト川畑の思いっきりのいいスパイクで抜け出すが、仁愛女子もキャプテン秋田のスパイクで粘りを見せる。工大福井リードのまま終盤を迎え、最後も若泉のスパイク、山下のブロックで、工大福井が2セットを連取する。
3rd set  第3セット出だしから、仁愛女子松本、工大福井若泉の打ち合いとなる。仁愛女子は徐々に若泉のスパイクを拾いはじめるが、工大福井山下のスパイクで逃げる。仁愛女子も、松本のスパイク、セッター宮地の効果的なトスフェイントで追いつき中盤を迎える。お互い譲らないまま終盤を迎え、仁愛女子は福田のクイック、松本のスパイクでリードするが、最後は、工大福井勝森、川畑のブロック、山下のスパイクで逆転し、最後も山下のスパイクが決まり、工大福井が4年連続で4回目の全国大会への切符を手に入れた。
ゲーム内容