男 子    男子優勝決定戦は、4年連続の春高出場を目指す福井工大付属福井高校と、25年ぶりの決勝進出を決めた武生高校の激突となった。
1st set  ブロックのワンタッチから切りかえし、多彩な攻撃で得点を積み重ねる福井に対して、武生はラリー中クイックが有効に決まり応戦する。中盤武生は森崎が2段トスを豪快に決め、競った展開となるが、終盤福井がブロックで相手の攻撃を封じ25−19で先取した。
2nd set  福井のサーブが機能し、ブロックでしとめ得点を重ね大きく点差が開く。セット終盤も福井は大田のスピードのアル攻撃を中心に加点し25−15で連取した。
3rd set  武生はリベロ綿江が、好レシーブを連発し福井に食い下がるが、福井はブロックの効果的なワンタッチからリベロでキャプテンの橋本の丁寧なつなぎを中心に点差をつける。途中エース飯田が足を故障するアクシデントがありながらも、福井は控え選手を含めた全員バレーで25−19で取りセットカウント3−0で4年連続の栄冠を手にした。
文:林 憲一郎 
女 子    女子優勝決定戦は、昨年の覇者北陸高校と、雪辱を果たしたい福井商業高校の戦いとなった。
1st set  北陸のサービスエースやエース堀・岩田の活躍、更に福井商業のミスも重なり、北陸が序盤から大量リードを奪う。終盤福井商業もエース半田の活躍で粘るも、勢いの上回る北陸が25−13で1セット目を先取した。
2nd set  序盤北陸がレシーブで乱れるも、福井商業はつけこめず北陸にリードを許してしまう。中盤福井商業はセッターを三谷に変え流れを変えようとするが、ミスを連発し、北陸エースの岩田のサーブで更にリードを許し25−10で2セット目も奪われた。
3rd set  序盤から一進一退の攻防が続き、目を離すことができないラリーが続いた。中盤福井商業はエース久保の活躍と、北陸エースの堀をブロック・レシーブで抑えて4点のリードを奪う。終盤福井商業は自らのミスなどで追いつかれ、レシーブ力の勝る北陸がデュースの末に26−24で競り勝ちストレートで福井商業を下し連覇を果たした。
文:鈴木聡史
ゲーム内容