男 子 |
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男子優勝決定戦は、2年連続の春高出場を目指す福井工大付属福井高校と、2年ぶりの出場を目指す北陸高校の、伝統の激突となった。 |
1st set |
序盤はお互いに堅さが見られる中、福井が高い打点からのスパイクを決める一方、北陸は福井のミスにも助けられ均衡した状態が続いた。21−21の同点時に、福井がピンチサーバーを投入。ここからの連続ポイントで福井が先取した。 |
2nd set |
序盤、福井はブロックで北陸をリードするものの、中盤以降、逆に北陸は連続ブロックで挽回をした。その後も福井はミスを続け、北陸はキャプテン岡田のスパイクも冴えてくる。福井もメンバーチェンジなどで流れを変えようとするもののサーブミスなどで思うようにいかない。結局このまま北陸がセットを奪いセットカウントを1対1とする。 |
3rd set |
今度は北陸のサーブミスからスタート。福井の打点の高いスパイクで序盤から北陸に点差広げていく。しかし、福井は相変わらずミスが目立ち、北陸の切れのあるスパイクとも相まって次第に点差を縮めていく。20−20の同点となりこのセットは振り出しに。しかし北陸は、この場面でスパイクミスなどでこのセットを落とした。 |
4th set |
序盤から福井のミスが続き、北陸は8−1の7点の大量リード。しかし福井もあきらめず粘り強く点差を縮めていく。15−15の同点に追いつかれた北陸はタイムアウトを取るが、この直後のポイントを長いラリーの末福井が取る。終盤まで均衡状態が続くが、福井はまたも長いラリーを制し、22点目をとる。北陸はエース岡田にトスを上げるものの決められず、福井の連続ポイントに。マッチポイントは福井のブロックポイント。北陸は序盤のリードを守りきることが出来ず、昨年の雪辱を果たせなかった。福井は昨年に引き続き2年連続の優勝。さいたまスーパーアリーナへの切符を手にした。 |
文:朝倉正顕 |