中国メーカ DEGEN  DE1103
中国のメーカ DEGEN社製のBCL受信機である。
受信範囲は
100KHZ〜29999KHZ AM 
76MHZ〜108MHZ FM
SSB受信も可能である。
機器名をグーグルで検索するとスポンサードサーチにワールド無線がヒットする。
このサイトは日本語で代金支払いはUSJ銀行となっており
一見国内販売店のようであるが、上海にある。
代金は7800円 送料はEMS(国際スピード郵便)となり1500円が必要である。
合計9300円をUSJに振り込むことになる。
購入手続きを取ると日本語のメールがきてEMSで発送
となる。EMSの伝票番号も知らせてくれる。
EMSは日本国内では郵便局の配達となり国内に到着した時点から
追跡が可能となる。
5日かかりDE1103が到着した。

第一印象は大きさは手ごろでしっかりした作りを感じさせる。
付属品は
・100V→200VACアダプター
・200V→6VACアダプター
・中国語取扱い説明書
・簡単な日本語の説明書
・単3の1300mA/hニッケル水素電池4個
・ソフトケース
・外部アンテナ(6mくらいのビニール線)
・イヤフォン である。
電源アダプターは本来は200V仕様であるが日本向けに
100V→200VACアダプターがつく。100VACで使用時は2個の
アダプターを親亀子亀状態での使用となる。
中国語取扱い説明書はどんなに見ても理解できないし
日本語の説明書はツマミの説明だけであり動作については説明不足である。
ネットでさがすと詳しい日本語の説明書がみつかった。
充電できるニッケル水素電池がつきてくるのはありがたい。
電池をセットし動作させた。
一番の印象は定評とおり感度がいいことである。
ホイップANTだけでバリバリ入感する。
音量を変えるには ボタンを押すと数秒間チューニングダイヤルが
音量VRとなる。これは珍しい操作方法ではある。
周波数選択の他にチューニングダイヤルは
・音量調整
・選曲プリセット
・ニッカド充電時間設定
・時計 タイマーの設定
の操作ダイアルにもなっている。
前面上部の周波数表示があるのでインジケータはあまり
見ることはない。
スキャン速度はあまり速くはない。
7MHzのSSBを受信してみた。
メインダイアルでモガモガ音に同調させ微調ダイヤルで
音声になるよう同調さす操作となる。
これは少しコツがいる。
メインダイアルの変化ステップが大きいので
メインダイアルをどれだけゆっくり廻しても変化ステップに偶然同調した
局以外は音声にならないので微調ダイアルの操作が必要となる。

回路は
PLLダブルコンバージョン ダブルスーパ方式で
第一中間周波数は55.845MHz までアップし (FMは10.7Mhz) 
第二中間周波数では450KHZ としている。
帯域フィルターは4KHZ、6KHZの切り替え
DX/LOCALの選択はプリアンプのON/OFFで行っている。

室内ホイップANTでも7MHZのアマチュア無線がよく聞こえるが
使用しているダブレットANTをDE1103につなぐと
少しオーバー入力となりDX/LOCALの選択SWを
LOCALに切替る必要があり、コンデション次第であるが
室内ホイップANTの方がベターの感がある。
ただ、今日家中の電気製品が雑音を発生しており感度の高い
ラジオほど雑音を拾いやすいので近くに発生源があると
ホイップANTでは聞きにくい場合がある。

このラジオは裏ワザで0〜100KHZも受信可能となる。
イヤフォン出力とは別に外部出力が取出せるようになっており
DRM放送も受信可能となる。(別途アダプターが必要)
1万円以下で入手できるというコストを勘案すれば
C/P比はかなり高いものと思われる。  
電源アダプタは
100VAC→200VAC(日本向けとして付属)
200VAC→6VDC
の2段での使用となる