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バケツラジオを作る
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小学生の時鉱石ラジオを作ったことがある。10mもの竹にくくりつけた
アンテナをつないでも何も聞こえなく、鉱石にあてる針金をなんどもあてなおす
うちになにやら音が聞こえたような気がした。調整しているうちに内容がわかるまでに
なった。それはロシアからの日本語放送であった。自分で作ったラジオで外国の放送が
聞こえた感動はいまでもはっきりと覚えている。
アマチュア無線を昭和36年に開局して50年になるが、半世紀も続けた
原点はその時の鉱石ラジオであると思う。
これには後日談がある。当時10mの竹のアンテナはかなり目立つものであり
ある日おまわりさんの訪問をうけた。当時はおまわりさんというより警官という
言葉があっていた時代である。
両親が不在であったので必死におまわりさんの対応をしたものである。
当時を思いだしながらバケツラジオを作ってみた。
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パネルを持ち上げた状態
クリップでコイルタップをさぐり
一番音が大きくなる所で
固定する
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しかしアンテナをつないでみたが、さっぱり聞こえない。
コイルタップの位置をいろいろ変えているうちになにやら聞こえるようになった。
NHKの第二放送である。イヤフォンで聞いているのであるが、とにかく弱い。
聴力検査で聞こえるか、聞こえないかのレベルの音である。
とてもスピーカがなるレベルではない。
NHKの中継局からは10kmくらいの距離であるが途中山があり
電波強度は強くはない。
完全なアースをとったり、アンテナの工夫で感度アップが期待されるよう
であるのでもう少しトライしてみたいと思っている。
かなり本気にならないとスピーカは鳴らないだろう。
最悪、中継局の近くに転居することが必要になるかもしれない。
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