コリンズ送信機  32S−1
32Sシリーズの初期の送信機である。
終段は6146*2本 全15品の真空管を使用している。電源は別筐体であるので7.25Kgと軽い。
フロントフェース
終段の様子
真空管が半消耗品的に使用されていた時代で
ありファンはついていない。
かなり高温となる。
配線図はUSAのCOLLINS COLLECTORSASSOCIATION のホームページに
分割してあるのでダウンロードして切り貼りして1枚にしあげておけば
トラブル時便利である。配線図にはDC電圧、高周波電圧値の記入がある。
点検時、信頼できる高周波電圧計があれば便利である。
動作不具合時、各部の電圧が正常であればSW関係の接触不良の確立が高い。

ツマミ、SW等はじめほとんどの部品は国内外から入手できる。
トランシーバKWM−2と比較して配線はさほど
込み入っていないので点検は容易である。
45年以上経過しているとは思えない状態で
ある。
バンドSWのシャフトは裏面に穴があけられ
ており抜けるようになっている。
シャーシはアメリカの乾燥した気候や
材質の良さからか年代ものにしては状態は良い。
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