ハクビシン 御用!!
いちごの収穫シーズンとなったが、毎年話題になるのが
アライグマらしい動物に食べられてしまうという苦情である。
昨年隣の畑のいちごは90%ほど食べられてしまったそうである。
その他の出没情報から推測すると300mほどはなれたどこかを
ネグラとしているらしいということぐらいである。
私の畑にも出没するのであるが、私の畑に到着するまでに
かなり食べて満腹しているのか、私の畑のいちごが
まずいのか完熟したもの少量しか被害にあわないのである。
ずいぶんグルメな動物だなあと思っていた。
町役場で捕獲カゴを貸してくれるので一応セットしておいた。
いちごの収穫が始まり5日目の早朝見に行くと捕獲カゴのなかに
なにものかが捕獲されていた。
マルチシートにつけられた足跡の
長さは5、6cmある。
かなりの大きさの動物と
推測していた
大きさは大きなネコよりひとまわり大きく近づくとものすごく威嚇するのである。
アライグマと思ったが、近所の猟をしている人に聞くと
ハクビシンということであった。
結構あいくるしい顔をしているのである。
相変わらず、近づくとものすごく威嚇をするのであるが
いちごをやると怒りながら次々に食べるのである。
なんかどこかの国のようでもある。
役場に連絡したら、職員と猟師さんらしい人が引き取りにきた。
メスのハクビシンということである。
顔面中央の白い毛が縦に
はしっていいること、
耳の形が丸いことなどが
アライグマとの相違点である
ハクビシンのこの先の運命を聞いたら「処分します」
ということで完熟いちごをたらふく食べさせた。
ハクビシンは相変わらず怒りながら食べていた。
そして軽トラックの荷台に載せられブルーシートをかけられ
運ばれていった。