赤兎山     福井県勝山市 1629m
北陸自動車道を「福井北」でおり、勝山にむかう。勝山からはR157を
白峰方面に15分ほど走ると、「小原」の標識があり、右折れすると小原の
部落である。
小原は平家の落ち人が住んでいたといわれる。
大正時代は90戸500人が住んでいた。
38豪雪いらい過疎化が進み現在は8戸が残っている。
ほとんどが廃屋である。小学校もあったが廃校となっている。
数台の自動車があったが、人影はみられなかった。
大雪に耐えられる独特な構造の家屋を
歴史的な遺産として保存する動きがある。
小原から登山口までの道路は途中までで舗装は切れて
少し荒れた林道となるので30分くらいかかる。
登山口には簡易トイレと3,40台くらいがとめられる駐車場がある。
8;55 登山口を出発する。メンバーは4名である。
ゆるい登山道を40分くらいあるくと大長山への道との分岐点小原峠である。
ここで小休止し赤兎山へと向かう。
ナナカマドの実が赤くなっているが、紅葉にはまだ早い。
急登がところどころにある。雨水が侵食した道であるのですべりやすい。
登山道脇のササはきれいにかられている。

小原峠から40分歩くと頂上である。
周囲の展望は雲で見えない。晴れていると荒島岳、経が岳、白山などが一望できる。
記念写真をとり非難小屋にむかう。
ここから15分くらいはゆるやかな傾斜の草原となっている。
夏であればニッコウキスゲなどの花がたのしめる。
この時期はエゾオヤマリンドウが咲いていた。
非難小屋のあたりで昼食とした。
まもなく晴れてきて白山、別山、三の峰などが顔をだした。
帰路は同じコースで13:30登山口に到着した。

R157から5分くらいはいったところにある「杉山鉱泉」にむかう。
入浴料は500円、山中のひなびた1軒屋でそば、山菜料理もだしてくれる。
ここ勝山市は恐竜発掘で有名であるが、銭湯からは恐竜の化石がでた岩壁を眼下に
みることができる。
ここでそばと運転者以外は湯上りのビールをいただき帰路についた。
(平成17年9月24日)
頂上から非難小屋へ向かう登山道
一部は木道となっている。
夏はこのあたりはニッコウキスゲが咲き
みだれる。
後方に見えるのは白山、別山