A.
このような場合、来訪者の言動にことさら怯えたり、困惑している態度を見せるとかえって相手を調子づかせることにもなります。落ち着いて対応することが大切です。
1.受付担当者の応対
(1)人物の特定
相手方から名刺をもらってください。名刺を出さないときには、住所、氏名、連絡先をきちんとたずねメモしてください。その後、受付担当者ら数名が出て、「社長は外出中なので私どもが替わって用件をお伺いさせていただきます。と応対すればよいでしょう。
(2)退去要求
いきなり、社長に会わせろと言われても、会わせる必要はありません。彼らがことさら粗野な言動を用いて嫌がらせを繰り返せば、会社側としては、毅然とした態度で退去を要求すべきです。この際、脅しや嫌がらせの言葉は正確にメモしてください。これでも退去しなければ不退去罪に該当します。110番で警察に通報して現場の平穏を回復することも1つの方法です。
2.応対時の留意事項
(1)相手の挑発に乗ったり、また挑発しないこと
(2)侮らず、油断しないこと
(3)必要以上に怖がらないこと
(4)金員で解決しようとしないこと
(5)「考えさせてもらいます。」等期待させる発言をしないこと
(6)「詫び状」等を書かないこと
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